看護薬理学
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看護薬理学(学生用教材)
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06 事前学習(感染症治療と抗菌薬適正使用)
06 事前学習(感染症治療と抗菌薬適正使用)
2026/9/2
12:36
2026/9/2
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事前学習(15〜20分)の要点整理です。
対面授業では「検体採取→初回投与→効果判定→治療の見直し」を症例でつなげます。
到達目標(事前学習)
病原体を細菌・ウイルス・真菌・寄生虫に分類できる
抗菌薬と抗ウイルス薬などの違いを「標的(病原体)」の観点で説明できる
経験的治療と標的治療の違いを説明できる
培養検体を採取する目的を説明できる
抗菌薬適正使用とAMR(薬剤耐性)の基本を説明できる
まず押さえる:病原体の分類(ざっくり)
分類
代表例(イメージ)
治療の基本
細菌
肺炎球菌など
抗菌薬が中心
ウイルス
インフルエンザなど
抗ウイルス薬(疾患により)/支持療法
真菌
カンジダなど
抗真菌薬
寄生虫
回虫など
抗寄生虫薬
ポイント:
抗菌薬はウイルスには効かない
。
感染症を考える入口(4つの問い)
どこで起きている?(感染部位)
何が原因?(病原体の候補)
どの程度?(重症度)
患者の防御機能は?(年齢、基礎疾患、免疫、腎機能など)
培養検査の目的(なぜ採るのか)
原因微生物を推定/同定する
薬剤感受性(効く薬/効きにくい薬)を確認する
その結果を使って
治療を絞る(de-escalation)
検体採取の原則(最低限)
可能なら
抗菌薬投与前
に採取
ただし重症で治療開始が遅れると不利益 → 「遅らせない」判断も必要
経験的治療 vs 標的治療(ここが本題)
経験的治療
標的治療
いつ?
原因菌が確定する前
培養・感受性結果が出た後
どう選ぶ?
部位・重症度・患者背景から推定
原因菌に合わせて絞る
目的
まず救命・進行抑制
不要な広域使用を減らす(副作用・耐性を減らす)
強調:
広域薬=「強い薬」ではない
(カバー範囲が広いだけ)。
AMR(薬剤耐性)と適正使用(最短まとめ)
耐性を獲得するのは「患者」ではなく
微生物
適正使用の基本:適応/薬剤/用量/経路/期間(必要最小限)
効果判定は発熱やCRPだけで決めない(症状・呼吸状態・画像・培養なども見る)
確認ミニテスト(3問)
抗菌薬が効かない病原体の分類はどれ?
培養検体を採取する目的を1つ書け
経験的治療と標的治療の違いを1文ずつで書け