アリピプラゾール

4. 効能又は効果

• 〈錠3mg、錠6mg、錠12mg、錠24mg、散1%〉 ◦  統合失調症 ◦  双極性障害における躁症状の改善 • 〈錠3mg、錠6mg、錠12mg、散1%〉 ◦  うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る) ◦  小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性

5. 効能又は効果に関連する注意

〈うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)〉
5.1 選択的セロトニン再取り込み阻害剤又はセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤等による適切な治療を行っても、十分な効果が認められない場合に限り、本剤を併用して投与すること。
5.2 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤を投与する場合には、リスクとベネフィットを考慮すること。[8.12 参照][8.13 参照][8.14 参照][8.15 参照][9.1.6 参照][15.1.3 参照]
〈小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性〉
5.3 原則として6歳以上18歳未満の患者に使用すること。

6. 用法及び用量

〈統合失調症〉
通常、成人にはアリピプラゾールとして1日6~12mgを開始用量、1日6~24mgを維持用量とし、1回又は2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は30mgを超えないこと。
〈双極性障害における躁症状の改善〉
通常、成人にはアリピプラゾールとして12~24mgを1日1回経口投与する。なお、開始用量は24mgとし、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は30mgを超えないこと。
〈うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)〉
通常、成人にはアリピプラゾールとして3mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、増量幅は1日量として3mgとし、1日量は15mgを超えないこと。
〈小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性〉
通常、アリピプラゾールとして1日1mgを開始用量、1日1~15mgを維持用量とし、1日1回経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、増量幅は1日量として最大3mgとし、1日量は15mgを超えないこと。
7. 用法及び用量に関連する注意
〈うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)〉
7.4 本剤は選択的セロトニン再取り込み阻害剤又はセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤等と併用すること。[うつ病・うつ状態に対して本剤単独投与での有効性は確認されていない。][17.1.7 参照][17.1.8 参照]
8. 重要な基本的注意
〈うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)〉
8.12 うつ症状を呈する患者は希死念慮があり、自殺企図のおそれがあるので、このような患者は投与開始早期ならびに投与量を変更する際には患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること。[5.2 参照][8.13 参照][8.14 参照][8.15 参照][9.1.6 参照][15.1.3 参照]
8.13 不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏等があらわれることが報告されている。また、因果関係は明らかではないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患の悪化又は自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されている。患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに、これらの症状の増悪が観察された場合には、服薬量を増量せず、徐々に減量し、中止するなど適切な処置を行うこと。[5.2 参照][8.12 参照][8.14 参照][8.15 参照][9.1.6 参照][15.1.3 参照]
8.14 自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる患者に処方する場合には、1回分の処方日数を最小限にとどめること。[5.2 参照][8.12 参照][8.13 参照][8.15 参照][9.1.6 参照][15.1.3 参照]
8.15 家族等に自殺念慮や自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患悪化があらわれるリスク等について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うよう指導すること。[5.2 参照][8.12 参照][8.13 参照][8.14 参照][9.1.6 参照][15.1.3 参照]
〈小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性〉
8.16 定期的に安全性及び有効性を評価し、漫然と長期にわたり投与しないこと。