インフルエンザワクチン

フルービックHAシリンジ フルービックHA「ビケンHA」インフルエンザHA ワクチン「生研」インフルエンザHA ワクチン「KMB」フルミスト点鼻液
阪大微研-田辺三菱阪大微研-田辺三菱デンカ デンカ-アステラス デンカ-武田KMバイオロジクス -MeijiSeika第一三共
投与方法注射注射注射注射経鼻
種類不活化ワクチン不活化ワクチン不活化ワクチン不活化ワクチン経鼻弱毒生ワクチン
電子添文PMDAPMDAPMDAPMDAPMDA
6ヶ月以上3歳未満1回0.25mL 2回(投与間隔2~4週間)1回0.25mL 2回(投与間隔2~4週間)1回0.25mL 2回(投与間隔2~4週間)1回0.25mL 2回(投与間隔2~4週間)
3歳以上13歳未満1回0.5mL 2回(投与間隔2~4週間)1回0.5mL 2回(投与間隔2~4週間)1回0.5mL 2回(投与間隔2~4週間)1回0.5mL 2回(投与間隔2~4週間)
13歳以上1回0.5mL 1回または2回(投与間隔1~4週間)1回0.5mL 1回または2回(投与間隔1~4週間)1回0.5mL 1回または2回(投与間隔1~4週間)1回0.5mL 1回または2回(投与間隔1~4週間)
2歳以上19歳未満1回0.2mL(各鼻腔内に0.1mLを1噴霧)
同時接種医師が必要性を認めた場合、同時接種可能医師が必要性を認めた場合、同時接種可能医師が必要性を認めた場合、同時接種可能医師が必要性を認めた場合、同時接種可能医師が必要性を認めた場合、同時接種可能
有効成分HA含量(相当値)1株あたり15μg以上/0.5mLHA含量(相当値)1株あたり30μg以上/mLHA含量(相当値)1株あたり30μg以上/mLHA含量(相当値)1株あたり30μg以上/mL7.0±0.5Log10FFU
チメロサール-0.008mg0.004mg0.005mg
アレルギー歴を確認!ゼラチン 鶏卵、鶏肉、その他鶏肉由来
包装0.5mL×1シリンジ1mL×2バイアル 1mL×1バイアル 1mL×2バイアル 0.2mL 10本
https://www.biken.or.jp/medical/products/detail/2518https://www.medicalcommunity.jp/products/druginfo/flumist_intranasal_spray
包装シリンジ 0.5mL 1 本
フルービックHAシリンジ フルービックHA「ビケンHA」インフルエンザHA ワクチン「生研」インフルエンザHA ワクチン「KMB」フルミスト点鼻液
副反応
10%以上呼吸器:鼻閉・鼻漏(59.2%)、咳嗽、口腔咽頭痛 精神神経系:頭痛
1~10%未満呼吸器:鼻咽頭炎 消化器:食欲減退、下痢、腹痛 その他:発熱、活動性低下・疲労・無力症、筋肉痛、インフルエンザ
5%以上全身症状:倦怠感局所反応(注射部位):紅斑、疼痛、腫脹、熱感、そう痒感
0.1~5%未満精神神経系:頭痛 その他:発熱、倦怠感
製造株:
A型株   A/ビクトリア/4897/2022(H1N1)
A/カリフォルニア/122/2022(H3N2)2023年度から変更
B型株B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B/オーストリア/1359417/2021(ビクトリア系統)
 
参考)日本小児科学会(URL):「経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方~医療機関の皆様へ~」(お知らせページ
 
2025/2026シーズン
 

■ Title(英語 / 日本語)

Association of Nonsteroidal Anti-inflammatory Drug Use and Adverse Outcomes Among Patients Hospitalized With Influenza
インフルエンザ入院患者における非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)使用と有害転帰との関連

■ Journal Name & Publication Year

JAMA Network Open, 2020年

■ First and Last Authors

Lars Christian Lund / Anton Pottegård

■ First Affiliation

Clinical Pharmacology and Pharmacy, Department of Public Health, University of Southern Denmark

■ Abstract(要旨)

本研究は、インフルエンザで入院した成人患者において、入院前のNSAIDs使用がICU入室および30日死亡に関連するかを検討した全国規模コホート研究である。2010〜2018年にデンマークで確認された7,747例を対象とし、傾向スコアマッチングにより解析した結果、NSAIDs使用は調整後解析ではICU入室・死亡いずれとも有意な関連を示さなかった。一方で、長期NSAIDs使用者ではICU入室リスクが上昇していた。

■ Background(背景)

NSAIDsは細菌性肺炎における膿胸などの合併症と関連することが報告されており、COVID-19流行初期には重症化リスクが懸念された。しかし、ウイルス性肺炎(特にインフルエンザ)における予後との関連は明確でなかったため、本研究が実施された。

■ Methods(方法)

  • デンマーク全国レジストリを用いた後ろ向きコホート研究
  • 対象:40歳以上、PCRまたは抗原検査で確認されたインフルエンザ入院患者
  • NSAIDs使用:入院前60日以内の処方歴
  • 主要評価項目:30日以内のICU入室、30日死亡
  • 傾向スコアマッチング(1:1)により交絡調整

■ Results(結果)

  • NSAIDs使用者:520人(6.7%)
  • 調整後解析
    • ICU入室:RR 1.25(95% CI 0.96–1.63)
    • 30日死亡:RR 1.03(95% CI 0.66–1.60)
  • 長期NSAIDs使用者
    • ICU入室:RR 1.90(95% CI 1.19–3.06)
  • 死亡率はいずれの解析でも有意差なし

■ Discussion(考察)

全体として、NSAIDs使用がインフルエンザ入院患者の短期予後を悪化させる明確な証拠は得られなかった。一方、長期使用者でICU入室が増加した点については、フレイルティや治療選択バイアスなど未調整交絡の影響が示唆される。COVID-19への直接的外挿には注意が必要とされている。

■ Novelty compared to previous studies(新規性)

  • ウイルス性肺炎(インフルエンザ)に限定
  • 全国規模・微生物学的確定診断
  • ICU入室と死亡という臨床的に重要なアウトカムを評価

■ Limitations(限界)

  • フレイルティなど未測定交絡の可能性
  • OTC NSAIDs使用の一部は把握不可
  • COVID-19への直接的適用は不可

■ Potential Applications(臨床的意義)

  • インフルエンザ患者においてNSAIDs使用を一律に避ける必要はない
  • 長期NSAIDs使用患者では重症化リスクに注意
  • COVID-19に関する議論の参考データとして活用可能