薬を飲んだ直後に吐いてしまいました。もう一度飲ませてもよいですか?
小さなお子さんでは、薬を飲んだ後に吐いてしまうことがあります。
「薬も一緒に出てしまったのでは?」と心配になりますが、もう一度飲ませてよいかどうかは、状況によって異なります。
30分が一つの目安になります
一般的には、次のように考えられています。
① 飲んだ直後〜30分以内に吐いた場合
薬が十分に吸収されていない可能性があります。
薬によっては、もう一度同じ量を飲ませることがあります。
ただし、すべての薬で飲み直してよいわけではありません。
② 30分以上たってから吐いた場合
すでに薬が吸収されている可能性があるため、通常は追加で飲ませないことが多いです。
ただし、これも薬によって対応が異なります。
30分という時間だけで、必ず判断できるわけではありません。
時間で判断せず、まずは、ご相談ください
特に注意が必要な薬
例えば、てんかんの薬や心臓の薬などは、薬が不足することも、飲みすぎることも問題になる場合があります。
このような薬は、自己判断で追加せず、あらかじめ医師や薬剤師に対応を確認しておきましょう。
薬剤師に相談するときは?
次のことを教えてください。
- 薬の名前と飲ませた量
- 薬を飲んだ時刻
- 吐いた時刻
- 吐いた量や、薬が見えたかどうか
- 今のお子さんの様子
これらの情報があると、適切な対応を考えやすくなります。
こんなときは医療機関に相談を
薬を吐いたことだけでなく、お子さんの体調にも注意してください。
- 何度も吐いて、水分がとれない
- おしっこの量や回数が少なくなっている
- いつもより元気がなく、ぐったりしている
このような場合は、脱水などの可能性もあるため、早めに医療機関へ相談してください。
意識や反応がおかしい、呼吸が苦しいなどの場合は、救急車を呼んでください。
次に同じことが起きたときのために
薬を受け取る際に、「飲んだ後に吐いてしまった場合はどうしたらよいですか?」と薬剤師に確認しておくと安心です。
薬の種類に合わせて、飲み直しが必要かどうかを説明してもらうことができます。
参考資料
国内の公的医療機関
- 国立成育医療研究センター|お薬Q&A:服薬後の嘔吐と30分の目安
- 国立病院機構|てんかん情報センター:抗てんかん薬の服薬後に嘔吐した場合
海外の医療機関・学術論文
- NHS|Dehydration:小児の脱水症状と受診の目安
