子どもが薬をのんじゃった!

家庭で薬を保管するときは、お子さんの手が届かない、見えない所に保管しましょう 薬を片付けるところは、お子さんが見てない時にしましょう
 
 
医薬品を使用するときには、つい当たり前と思ってしまうことでも、
まさか!の事故が発生していますので、改めて注意することは、とても大切です。
 
実際に起きた事例を紹介します。
 
 
 
大切なおくすりルール

薬は、子どもの手が届かないところに片付けましょう

 
家庭での5歳以下の子どもの誤飲事故の原因として、「たばこ」「医薬品」を誤飲した事故が多く発生しています。
子どもは、身近なものに興味津々で、いろんなものを手に取ります。医薬品はカラフルな見た目で、大人が大事そうに服薬しているのを見て、真似しようと思います。
大人の薬の中には、向精神薬、気管支拡張剤、高血圧の薬、糖尿病の薬など、体格が小さい子どもが誤飲してしまうと、重い中毒症状を引き起こし、命に関わる可能性があるものもあります。
 
 

こんなときに事故が起こっています

子どもが届かないように、対策をしていたつもりでも、踏み台を使用するなどして、予想外に子どもの手が届いて、誤飲事故が発生したことが報告されています。
 
また、普段は手が届かない所に置いていたのに、
  • 飲もうと思って、薬を置いたが、別のことをしていて置き忘れていた
  • 実家に帰省した際など、祖父母の薬が子どもの手の届くところに置いてあった
という事例もあります。
 
誤飲事故を防ぐポイント
  • 子どもの手が届かない見えない所に保管する
  • 引き出しに鍵をかける、取り出しにくい容器に入れるなど、複数の対策を講じる
  • 服用前、服用後に置きっぱなしにしない
  • 大人が医薬品を取り出したり飲んだりする様子をなるべく子どもに見せない
  • 医薬品はお菓子ではないことを伝える
 

もしも、誤飲事故がおこったら

子どもが医薬品を誤飲した場合には、
  • 誤飲が起きた時刻、子どもの状態、薬の名称、飲んだ量を確認
    • 薬の箱やお薬手帳などを持参できるように用意しましょう
  • その上で、直ちに専門の相談機関に連絡し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
  • こんなときは救急車
    • 呼吸や意識が普段の様子と違う場合は、すぐに救急車を呼んでください