ドパミン D2受容体遮断薬
ドパミン D2受容体遮断薬
作用機序
消化管やCTZのD2受容体を遮断し、制吐作用を示す
末梢性嘔吐に対する制吐薬として、よく用いられている
薬剤例
消化管運動改善薬
- ドンペリドン(ナウゼリン)
- メトクロプラミド(プリンペラン)
抗精神病薬
抗精神病薬のうち、中枢のドパミンD2受容体遮断作用を持つ薬剤を、がん患者の制吐療法に用いることがある
代表的な副作用
- 錐体外路症状
- 高プロラクチン血症
- 中枢のドパミンD2受容体を遮断するため起こる
使い分け
- ドンペリドンとメトクロプラミドの違い
- 中枢移行性
- ドンペリドン:BBB 通過しにくい(中枢移行性が低い)
- 利点:高齢者でも錐体外路症状の副作用が出にくい
- メトクロプラミド:BBB 通過する
- 利点:中枢性の嘔吐には有効
妊婦と制吐薬
- ドンペリドン
- 従来、動物で奇形発生が認められたことから、添付文書では妊婦には禁忌
- つわりと気づかずに妊娠初期に服用した妊婦からの相談事例を基にした解析結果から、自然発生の奇形リスクを増加させないことが明らかになった
- →つわりと知らずに服薬し、自分で添付文書を調べてショックを受けている妊婦さんには、まずは落ち着いて主治医に相談するように促す