【第4回】薬理学/循環器・血液①

第4回(第3章 循環器・血液①)小テスト(国試レベル)

対象(項目DB):
  • 027 高血圧①(循環系概要)
  • 028 高血圧②(概論)
  • 029 高血圧③(主要薬)
  • 030 高血圧④(代替薬)
  • 031 心筋梗塞・狭心症治療薬①
  • 032 心筋梗塞・狭心症治療薬②
  • 033 心不全治療薬
  • 034 不整脈

【高血圧:病態・評価】(2題)

Q1 高血圧による標的臓器障害として最も適切なのはどれ? A. 胃潰瘍 B. 網膜症 C. 骨粗鬆症 D. 甲状腺機能低下
正解:B 解説:高血圧は「標的臓器障害(脳・心・腎・血管・眼)」を起こす。眼では高血圧性網膜症が代表。
Q2 家庭血圧(上腕)で高血圧と判断される基準として最も適切なのはどれ? A. 120/80 mmHg以上 B. 130/80 mmHg以上 C. 135/85 mmHg以上 D. 140/90 mmHg以上
正解:C 解説:家庭血圧は診察室血圧より低めに出るため、基準は135/85 mmHg以上が目安(覚える頻出ポイント)。

【高血圧:主要降圧薬】(3題)

Q3 ACE阻害薬/ARBの説明として正しいのはどれ? A. 低K血症が起こりやすい B. 妊娠中も第一選択である C. 腎機能・K値のモニタリングが重要である D. 末梢浮腫が最も多い副作用である
正解:C 解説:ACE阻害薬/ARBは「高K血症」「腎機能悪化」に注意(特に腎動脈狭窄・脱水)。妊娠は禁忌。
Q4 ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬(例:アムロジピン)で起こりやすい副作用はどれ? A. 乾性咳嗽 B. 末梢浮腫 C. 低血糖 D. 出血傾向
正解:B 解説:末梢血管拡張により足のむくみ(末梢浮腫)、ほてり、頭痛などが起こりやすい。
Q5 サイアザイド系利尿薬について正しいのはどれ? A. K保持性で高K血症が起こりやすい B. 尿酸上昇を来すことがある C. ループ利尿薬より強い利尿作用がある D. 急性心不全の第一選択である
正解:B 解説:サイアザイドは「低K血症」「高尿酸血症(痛風)」「耐糖能悪化」などに注意。降圧目的で使うことが多い。

【狭心症・心筋梗塞:薬物療法】(3題)

Q6 労作性狭心症の発作時頓用として用いられる薬剤はどれ? A. ニトログリセリン舌下 B. アスピリン C. スタチン D. ACE阻害薬
正解:A 解説:硝酸薬は静脈拡張→前負荷軽減+冠血管拡張で、狭心症発作を速やかに軽減する(舌下・噴霧)。
Q7 硝酸薬(ニトログリセリン等)と併用禁忌になり得るのはどれ? A. PPI B. PDE5阻害薬(ED治療薬など) C. 抗菌薬(ペニシリン系) D. 制吐薬(5-HT3拮抗薬)
正解:B 解説:硝酸薬+PDE5阻害薬はcGMPが過度に増え、致命的な低血圧のリスクがあるため併用禁忌。
Q8 心筋梗塞の二次予防として最も基本となる抗血小板薬はどれ? A. ワルファリン B. アスピリン C. ヘパリン D. t-PA
正解:B 解説:アスピリンは抗血小板薬の基本。再梗塞予防で長期継続が重要(出血リスクは観察)。

【心不全】(1題)

Q9 急性心不全でうっ血・浮腫が強い患者への初期対応薬として最も適切なのはどれ? A. ループ利尿薬 B. 鉄剤 C. 抗菌薬 D. 抗ヒスタミン薬
正解:A 解説:ループ利尿薬で体液量を減らし、肺うっ血・浮腫を改善する。尿量・腎機能・電解質を観察する。

【不整脈】(1題)

Q10 心房細動で重要となる合併症予防はどれ? A. 消化性潰瘍の予防 B. 血栓塞栓症(脳梗塞)の予防 C. 間質性肺炎の予防 D. 貧血の予防
正解:B 解説:心房細動では左心房内に血栓ができやすく脳梗塞リスクが上がる。リスク評価に基づき抗凝固療法を検討する。