高リン血症治療薬

高リン血症治療薬

特長:
薬効群の特徴
 

作用機序

 

薬剤名

血中リン排泄促進薬
セベラマー塩酸塩(レナジェル/ホスブロック)
フォスブロック錠250mg
4. 効能又は効果
下記患者における高リン血症の改善 透析中の慢性腎不全患者
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないため、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。
6. 用法及び用量
通常、成人には、セベラマー塩酸塩として1回1~2gを1日3回食直前に経口投与する。
なお、年齢、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日9gとする。
レナジェル錠250mg
4. 効能又は効果
下記患者における高リン血症の改善  透析中の慢性腎不全患者
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないため、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。
6. 用法及び用量
通常、成人には、セベラマー塩酸塩として1回1~2gを1日3回食直前に経口投与する。
なお、年齢、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日9gとする。
炭酸ランタン水和物(ホスレノール)
ホスレノールチュアブル錠250mg/ホスレノールチュアブル錠500mg
4. 効能又は効果
慢性腎臓病患者における高リン血症の改
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないので、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。
6. 用法及び用量
通常、成人にはランタンとして1日750mgを開始用量とし、1日3回に分割して食直後に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日2,250mgとする。
ホスレノール顆粒分包250mg/ホスレノール顆粒分包500mg
4. 効能又は効果
慢性腎臓病患者における高リン血症の改善
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないので、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。
6. 用法及び用量
通常、成人にはランタンとして1日750mgを開始用量とし、1日3回に分割して食直後に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日2,250mgとする。
ホスレノールOD錠250mg/ホスレノールOD錠500mg
4. 効能又は効果
慢性腎臓病患者における高リン血症の改善
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないので、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。
6. 用法及び用量
通常、成人にはランタンとして1日750mgを開始用量とし、1日3回に分割して食直後に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日2,250mgとする。
ビキサロマー(キックリン)
キックリン顆粒86.2%
4. 効能又は効果
慢性腎臓病患者における高リン血症の改善
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないため、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。
6. 用法及び用量
通常、成人には、ビキサロマーとして1回500mg(本剤580mg)を開始用量とし、1日3回食直前に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日7,500mg(本剤8,700mg)とする。
キックリンカプセル250mg
4. 効能又は効果
慢性腎臓病患者における高リン血症の改善
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないため、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。
6. 用法及び用量
通常、成人には、ビキサロマーとして1回500mgを開始用量とし、1日3回食直前に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日7,500mgとする。
セベラマーよりリンを吸着した際の膨潤(物質の膨らみ)が少ない・上記の理由により、消化器系の副作用の軽減が期待できるとされる
クエン酸第二鉄水和物(リオナ)
リオナ錠250mg
4. 効能又は効果
  • 慢性腎臓病患者における高リン血症の改善
  • 鉄欠乏性貧血
5. 効能又は効果に関連する注意
〈慢性腎臓病患者における高リン血症の改善〉
本剤は,血中リンの排泄を促進する薬剤ではないので,食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。
6. 用法及び用量
〈慢性腎臓病患者における高リン血症の改善〉
通常,成人には,クエン酸第二鉄として1回500mgを開始用量とし,1日3回食直後に経口投与する。以後,症状,血清リン濃度の程度により適宜増減するが,最高用量は1日6,000mgとする。
〈鉄欠乏性貧血〉
通常,成人には,クエン酸第二鉄として1回500mgを1日1回食直後に経口投与する。患者の状態に応じて適宜増減するが,最高用量は1回500mgを1日2回までとする。
 

代表的な副作用

 

剤形

セベラマー塩酸塩炭酸ランタン水和物ビキサロマークエン酸第二鉄水和物
フォスブロック/レナジェルホスレノールキックリンリオナ
錠250mgチュアブル錠 顆粒 OD錠顆粒 カプセル錠250mg
 

用法の特徴

セベラマー塩酸塩炭酸ランタン水和物ビキサロマークエン酸第二鉄水和物
(レナジェル/ホスブロック)(ホスレノール)(キックリン)(リオナ)
用法食直前食直後食直前食直後
理由(薬効が得られるように)(薬効が得られるように)
飲み忘れ食事中・食後に気づいたら、すぐに服用食後30分以内であればすぐに服用(添文)飲み忘れたら1回飛ばす(2回分を一度に飲まない)

特徴