page icon

薬剤師の在宅訪問 なにを

今回は、薬剤師が在宅を訪問して何をするのか、をお伝えします。
ーーー
薬を届けるだけじゃない!
ーーー
もちろん、治療のために大切な薬を届けることの重要な仕事です。
それに加えて、
 
①処方せんに基づいて正しい薬を調剤する
その時には、相互作用や重複投与がないかを確認し、副作用歴や既往歴から鑑みて、処方内容が適切かを判断します。
 
②何の薬なのかをを伝え、薬の正しい使い方や使用上の注意点を説明します
 
③薬の服薬や管理方法を支援します
必要に応じて、一包化やお薬カレンダーを使用します
 
④薬の効果が正しく発揮されているか、副作用症状はないかを確認します
もしも、正しく発揮されていない場合は、その原因がないかを確認したり、
副作用症状がある場合は、その対策を伝えたりします
 
⑤医療・介護関係者と連携します
副作用症状が出ていることや、医薬品を適切に使用するために必要なことを、
主治医をはじめ、患者様のケアにあたるチームと連携します
・・・と聞くと、あれ?、薬局に行く時と一緒?
と感じますよね。
確かにそうですね。
 
違うのは、より生活環境や個人の状況を直接確認することができるので、
薬局に来てもらっていた時では、見えなかったことが見えてきたり、直接服薬の状況を確認できることが、大きく違う点です。
実際の状況を確認した上で、薬物療法に活かすことができる点が、重要なメリットです。
 
また、在宅医療に必要な注射剤や輸液など、取り扱える医薬品の種類が違います。
・・・
薬剤師は、こんなところが在宅訪問のメリットだと感じています
 
⭕️実際の状況に合わせる
例えば、実は食事時間が不規則で、朝食を食べる習慣がなくて、服薬も不規則になっていた。
居室からトイレまで距離が遠く、トイレの失敗を恐れて、極端に水分摂取を控えていた。
など、生活の場に入れていただくことで、初めてみえることもあります。
薬の面で対応できることは、個人の状況に応じて調節してもらえるように、医師に伝えたり、薬剤師でお手伝いさせていただきます。
 
⭕️最適な支援を考える
実際の服薬管理に使っていらっしゃるボックスを拝見したり、環境を見た上で、「では、こうしてみてはいかがですか?」と提案できるかもしれません。
 
⭕️訪問だからこそできること
例えば、お宅をお伺いして、目の前で服薬していただく、などは、薬剤師が訪問するからこそできる支援です。
前回、医療保険を使う場合、介護保険を使う場合で、在宅にかかる管理料があることをお伝えしました。
その管理料の制度では、月に○回まで、といった制限があるのですが、
算定しなければ訪問はできます。
服薬管理上、頻回訪問が必要だと判断できる場合には、責務としてきちんと対応しますので、ご相談いただけると嬉しいです。
患者様の生活に寄り添った支援ができることが在宅訪問のメリットです。
(もちろん、入院時の医療行為に近いことを在宅でするために、注射薬の調剤なども在宅訪問の重要な役割です)