正しい情報を見分けるコツ

「がん情報の均てん化を目指す会」のアンケート調査で、がん患者さんの45%が、インターネットなどオンライン上でがんの情報を調べるときに、情報の入手や活用に難しさを感じていることがわかりました。
 
インターネット上には、たくさんの情報があふれています。必ずしも、その全てが正しいわけではありません。
がん治療を紹介するサイトを調べた研究で、ガイドラインに基づいた信頼できる情報を紹介していたのはわずか10%しかなく、むしろ有害な恐れのある情報を掲載しているものが30%強あったことが知られています。
 
正しい情報を見分けるコツをご紹介します。
 

SNSでシェアする前に

イギリス政府が、SNS でみた情報を、「いいね!」や「コメント」、「シェア」をする前に、その情報が事実か偽情報かを判断するためのチェックリストを紹介しています。

共有(SHARE)する前に考えよう

S, source
情報源
情報が信頼できる情報源からのものか、確かめましょう
  • その情報源について聞いたことはありますか?
  • URLやウェブサイトの名前をしっていますか?
  • 情報源は、客観的に検証されているでしょうか?
これらを確認することは情報源が信頼できるかどうかの判断に役立ちます。
H, headline
見出し
見出しだけでなく、その先を必ず読みましょう
見出しだけが、その記事の内容全てを表しているとは限りません。家族や友達に共有する前に、記事の日付を確認した上で、最後まで読みましょう。
A, analyse
分析
 
事実確認をしましょう
何かが「信じられない」と感じる場合、それは本当に信じられない内容かもしれません。
重要事項に関する誤情報を日々確認してるファクトチェックサービスを利用する方法もあります。
R, retouched
加工
 
画像や動画は加工されていませんか?
おかしいと感じる場合、もしかすると編集されているかもしれません。もしくは、記事の内容とは無関係の場所や出来事を写したものかもしれません。
写真が記事の内容と合致しているか確認しましょう。
画像を逆検索して、画像の出所を特定することもできます。
E, error
誤り
 
文法やスペルに間違いはありませんか?
誤字やその他の間違いは、その情報が偽物である可能性を示すヒントになります。