β3受容体刺激薬
β3受容体作動薬
特長:
- 抗コリン薬が使えない場合に(抗コリン薬より高額)
作用機序

β3受容体作動薬:
- 膀胱平滑筋のβ3受容体を刺激
→膀胱を弛緩させる
→膀胱容量を増やして尿意切迫感を軽減
薬剤名
β3受容体作動薬
代表的な副作用
便秘、口渇
抗コリン薬よりも副作用リスクは低い
心血管系
ベタニス:
QT延長
対策:定期的に心電図検査を実施
患者背景に応じた使い分け
- 妊娠
- ミラベグロン:生殖可能な年齢の患者にはできるだけ使用しない(父母ともに)
マルチモビディティの配慮
ミラベグロン | ビベグロン | |
---|---|---|
過敏症 | ー | 【禁忌】 |
妊婦・妊娠可能性 | 【禁忌】 | |
授乳婦 | 【禁忌】 | 有益性 |
心疾患 | 【禁忌】重篤な心疾患 ・心拍数増加 | 注意 |
腎機能 | ー | |
肝機能 | 【禁忌】重度の肝機能障害患者(Child-Pughスコア10以上) | 血中濃度↑ |
併用禁忌 | •フレカイニド酢酸塩(タンボコール) •プロパフェノン塩酸塩(プロノン) |