Semel D, BMC Fam Pract (2010) [PMID: 21054853]

P (患者・対象者):
65歳以上の神経障害性疼痛(DPNまたはPHN)の患者
I (介入):
プレガバリン(150-600 mg/日)の投与
C (比較):
プラセボ
O (アウトカム):
  • プレガバリンはすべての年齢層で有意に疼痛を軽減(p ≤ 0.0009)
  • 臨床的に意味のある疼痛緩和(30%以上および50%以上の疼痛軽減)が全年齢層で観察された
  • 主な有害事象(めまい、傾眠、末梢性浮腫、無力症、口渇、体重増加、感染症)はプレガバリンの用量依存的に増加したが、高齢者特有の増加は見られなかった
  • プレガバリンは高齢患者においても若年層と同等の疼痛緩和効果を示し、薬物相互作用がないことから高齢者の治療選択肢として有用
この研究の結果から、高齢患者においても適切な用量調整を行うことで、プレガバリンが有効かつ安全に使用できることが示唆されています。