原因食品を食べなければ良い?

食物アレルギーの場合、原因食品を食べないように気をつければ大丈夫?
 
A. 重度のアレルギーの場合、ごく微量の原因物質にも反応して、アレルギー症状がでることがあります。
原因物質と接触しないように注意が必要です。
 
アレルギー症状の重症度は、ひとによって、大きく異なります。必要な対処は一人一人違います。
 
こんな事例があります。
そばアレルギー
重度のそばアレルギーがある方が、車の窓をあけてドライブ。そば屋の前を車で通った後に、発症した。
(耳鼻咽喉科医から聞いた事例)
 
牛乳アレルギー
家族が、牛乳を電子レンジで温めた。その後に、同じレンジで白米を温めて食べたら、発症した。
 
じゃがいもアレルギー
その日は体調が悪くあまり食欲がなかった、普段はポテトチップス5枚程度は食べて大丈夫なので、その日も5枚食べたら、15分後に顔面の発赤と浮腫が出現した。
普段なら食べられるものでも、どれだけ食べるとアレルギー症状が出るかは、患者さんの体調によって変わることがあります。
 
大豆アレルギー
幼稚園で大きな紙袋を使って服を作るという工作をしていたら、喘息症状がでた。後から、その袋には大豆が入っていたことがわかった。