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看護薬理学(学生用教材)
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11 事前学習(主要神経伝達物質)
11 事前学習(主要神経伝達物質)
2026/9/2
13:46
2026/9/2
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事前学習(15〜20分)の要点整理です。
次回(対面授業)で扱う「脳卒中/てんかん/Parkinson病」を理解するために、まず
神経伝達の“型”
を押さえます。
到達目標(事前学習)
中枢神経系の興奮と抑制を説明できる
主要な神経伝達物質と主な働きを対応させられる
運動調節におけるドパミンの役割を説明できる
アセチルコリンと認知・神経筋伝達の関係を説明できる
薬が神経伝達を増強・抑制する基本的な方法を説明できる
神経伝達の流れ(まずここ)
伝達物質を
合成
神経終末から
放出
受容体に結合して
作用
分解
または
再取り込み
で終了
薬はこのどこかに作用して「伝達を強める/弱める」。
興奮と抑制(2つの代表)
グルタミン酸
:主な
興奮性
神経伝達物質
GABA
:主な
抑制性
神経伝達物質
発作(けいれん)は「興奮が勝つ」方向で起きやすい。
主要な神経伝達物質(最小セット)
伝達物質
ざっくり役割
関連しやすいこと(イメージ)
グルタミン酸
興奮
発作(興奮↑)
GABA
抑制
発作を抑える方向
ドパミン
運動、意欲/報酬など
Parkinson病、幻覚/衝動など
アセチルコリン
認知、自律神経、神経筋伝達
認知症、口渇/便秘などの副作用(抗コリン)
ノルアドレナリン
覚醒、注意、ストレス
血圧・脈拍にも影響
セロトニン
気分、睡眠、疼痛
気分・睡眠・痛み
薬が神経伝達に影響する「5つの型」
受容体作動
:作用を強める
受容体遮断
:作用を弱める
分解酵素阻害
:長く作用させる
再取り込み阻害
:シナプス間隙の量を増やす
イオンチャネル調節
:神経の興奮しやすさを変える
事前学習で強調:1つの伝達物質=1つの作用ではない
例:ドパミンは「運動」だけでなく、
報酬・意欲
悪心・嘔吐
プロラクチン分泌
など複数に関わる → そのため、作用を動かす薬で
運動症状が改善
する一方、
幻覚や衝動制御障害
などが起こり得る。
確認ミニテスト(5問)
神経伝達の流れ(合成→放出→____→分解/再取り込み)の空欄は?
興奮性伝達物質の代表は? 抑制性の代表は?
Parkinson病で不足する方向の伝達物質は?
アセチルコリンは「認知」ともう1つ何に関わる?(ヒント:神経筋)
薬が神経伝達を変える方法を2つ挙げよ