薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業 共有すべき事例 2025年 No. 5

薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業
公益財団法人 日本医療機能評価機構:「薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業 共有すべき事例 2025年 No.5」(PDF
参照元)公益財団法人日本医療機能評価機構 (URL)
 
事例1)〔調剤〕 名称類似薬の取り違え
(処方薬)フルナーゼ点鼻液50μg 56噴霧用
→患者が後発医薬品を希望
(誤)フルチカゾンプロピオン酸エステル
(正)フルチカゾンフランカルボン酸エステル
フルチカゾンプロピオン酸エステル
フルナーゼ点鼻液
フルチカゾンフランカルボン酸エステル
アラミスト点鼻液
 
 
事例2)〔疑義照会・処方医への情報提供〕
配合変化
オゼノキサシン
ゼビアックスローション2%/ゼビアックス油性クリーム2%
14.1.2 本剤は過酸化ベンゾイル製剤と重ねて塗布すると黄色に変色することがあるため、皮膚や衣服等への着色に注意すること。
2024年1月改訂(第2版)
 
過酸化ベンゾイル
ベピオゲル2.5%/ベピオローション2.5%
 
 
事例3)〔一般用医薬品等〕
不適切な販売の回避(現病歴)
プソイドエフェドリン塩酸塩105mg
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩4.5mg
ベラドンナ総アルカロイド0.4mg
無水カフェイン120mg
サイシン乾燥エキス30mg(細辛300mg)
■してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用・事故が起こりやすくなります)
1.次の人は服用しないでください 
(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。 
(2)次の症状のある人。  
前立腺肥大による排尿困難 
(3)次の診断を受けた人。  
高血圧,心臓病,甲状腺機能障害,糖尿病
2.本剤を服用している間は,次のいずれの医薬品も使用しないでください 
他の鼻炎用内服薬,抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(かぜ薬,鎮咳去痰薬,乗物酔い薬,アレルギー用薬等),胃腸鎮痛鎮痙薬
3.服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないでください (眠気や目のかすみ,異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります。)
4.長期連用しないでください