看護薬理学
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看護薬理学(学生用教材)
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12 基礎理解(精神症状と神経伝達物質)
12 基礎理解(精神症状と神経伝達物質)
2026/9/2
14:35
2026/9/24
14:36
このページの使い方
事前学習(15〜20分)の要点整理です。
次回(対面授業)では「いつもと違う行動」を、
病状
・
薬の効果/副作用
・
身体疾患
の3方向から考えます。
到達目標(事前学習)
陽性症状・陰性症状・認知機能障害を区別できる
抑うつ状態と躁状態の主な特徴を説明できる
不安・不眠・せん妄の違いを説明できる
ドパミン、セロトニン、ノルアドレナリン、GABAの働きを説明できる
精神症状を「本人の性格」と決めつけず、病状・薬・身体疾患から考えられる
精神症状の捉え方(まず観察)
会話(内容、まとまり)
表情・感情の動き
行動(落ち着き、活動性、危険行動)
睡眠
食事・水分
「症状名」より先に、
何がいつからどう変わったか
を言語化する。
統合失調症:3つの領域
区分
例
イメージ
陽性症状
幻覚、妄想
“あるはずのないものが加わる”
陰性症状
意欲低下、感情鈍麻
“減る/乏しくなる”
認知機能障害
注意・記憶・遂行機能の低下
“考えをまとめにくい”
注意
:幻覚・妄想をその場で否定・論破しない。
抑うつ状態と躁状態(対比)
抑うつ
気分の落ち込み
興味・意欲低下
睡眠・食欲の変化
躁
気分高揚/易怒
活動性亢進、浪費など
睡眠欲求低下
希死念慮(重要)
「死にたい」の背景はさまざま(苦痛、絶望、衝動など)
自殺について尋ねると誘発する
という考えは誤り
不安・不眠・せん妄(混ぜない)
不安
心理症状+自律神経症状
不眠
入眠困難/中途覚醒/早朝覚醒
せん妄(最重要:急性+変動)
急性発症
注意障害
1日の中で変動
せん妄は「認知症」と同じではない。感染、低血糖、電解質異常、薬物中毒などが関与しうる。
神経伝達物質(最小セット)
伝達物質
関連しやすいこと
ドパミン
幻覚・妄想、運動、報酬、プロラクチン
セロトニン
気分、不安、睡眠、消化管
ノルアドレナリン
覚醒、意欲、注意
GABA
中枢神経の抑制(鎮静方向)
薬物療法の目的(1行)
症状軽減+再発予防+生活機能回復
確認ミニテスト(5問)
陽性症状と陰性症状の例を1つずつ。
抑うつ状態と躁状態の違いを1つ。
せん妄の特徴を2つ。
気分や不安に関係する伝達物質を2つ。
精神症状を性格と決めつけずに考えるべき3方向は?(病状/薬/身体疾患)