抗菌薬(特に、マクロライド系)
④ 中枢性作用(間接的)
- 消化管からの求心性迷走神経刺激が延髄孤束核(NTS)や化学受容器引金帯(CTZ)を活性化 → 嘔吐反射を促進。
| 薬剤 | モチリン様作用の強さ | 消化器症状の頻度 | コメント |
|---|---|---|---|
| エリスロマイシン | 強い | 高頻度 | 消化管運動促進薬としても使用されるが、副作用として悪心が出やすい |
| クラリスロマイシン | 中等度 | 中等度 | エリスロマイシンよりは弱いが、特に除菌療法で悪心が出やすい |
| アジスロマイシン | 弱い | 低〜中等度 | モチリン様作用が弱く消化器症状は比較的少ない |
発症しやすい条件
- 高用量・空腹時投与
- 高齢者や消化管過敏の患者
- 他の消化管刺激薬(NSAIDs、鉄剤、GLP-1RAなど)併用時
- 除菌療法などで複数薬剤同時投与時
個人差がある
|対策
臨床対応
- 食後投与で胃刺激を軽減
- どうしても症状が強い場合は薬剤変更(例:エリスロマイシン→アジスロマイシン)
- モチリン様作用を逆に利用する場合(胃排出遅延)でも、低用量・短期間使用が原則