ふらつき、呂律がまわらない

状況

  • 帯状疱疹のために抗ヘルペスウイルス薬の治療を開始した
  • 治療開始2日目に、呂律が回っていないことに家族が気づいた
 

原因薬

原因として考えられる薬(可能性のひとつ)

抗ヘルペスウイルス薬

 

有害事象

脳症

  • 症状:ふらつき、呂律がまわらない、意識障害、幻覚、振戦・混乱
  • 発生時期:投与後2–4日で発症
薬剤名投与経路神経毒性 発生率特徴・留意点
アシクロビル静注0.1–1%高齢者・腎機能低下が大きなリスク因子
バラシクロビル経口<0.1%アシクロビルを高濃度で体内生成、腎機能悪化時注意
ファムシクロビル経口非常に稀神経毒性報告ほぼなし

対策

  • 特徴:用量依存性の副作用→血中濃度を上昇させる要因に注意する
    • 高齢者
    • 腎機能障害
    • 脱水
 
対策:
  • 高齢者では静注は慎重に
  • 腎機能低下者では、あらかじめ減量するなど、投与の可否を含めて慎重に判断(腎機能正常でも発生が報告されているため、注意が必要であることには違いない)