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SU薬

SU薬

どんな薬?

SU薬(スルホニル尿素薬)は、2型糖尿病の血糖コントロールを助ける代表的な経口血糖降下薬です。古くから使われており、インスリンの分泌を促すことで血糖を下げます。

どのように効く?

  1. 膵臓のβ(ベータ)細胞を刺激
    1. SU薬はすい臓のβ(ベータ)細胞膜上にあるSU受容体に結合し、インスリン分泌を促進します
      • SU薬はすい臓のβ(ベータ)細胞膜上にあるSU受容体に結合します。
      • その結果、細胞内のカリウムチャネルが閉じ、細胞が膜電位の変化を感知してカルシウムが流入します。
      • 細胞内カルシウム濃度の上昇により、インスリン顆粒が細胞外へ放出され、血中インスリン濃度が上がります。
      • 血糖が高いときにインスリンをもっと出させることで、増えたインスリンが全身の組織で糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。
  1. 食後だけでなく空腹時にも効果
      • 食事前後を問わず、持続的にインスリン分泌をサポートします。

どんな特徴がある?

  • 即効性:服用後1~2時間で効果が現れ、食後高血糖の改善に有効。
  • 服用回数:薬剤によっては1日1回〜2回のシンプルな服用。
  • 費用対効果:古くから使用されているため、比較的安価で多くの実績あり。
  • 世代:第一世代(クロルプロパミドなど)、第二世代(グリベンクラミド、グリメピリドなど)、第三世代(グリクラジドなど)に分かれ、世代が新しいほど低用量で作用しやすい。

使う時の注意点・副作用

  • 低血糖
    • 注意点:食事を抜いたり不規則にすると、インスリン分泌が過剰になり低血糖を起こしやすい。
    • 対策
      • 食事は必ず規則正しく摂る。
      • おやつやブドウ糖タブレットを携帯し、症状(めまい、発汗、動悸など)が出たら速やかに糖分補給。
      • 炎症や発熱で食欲が落ちた時は医師に相談し、用量を調整。
  • 体重増加
    • 注意点:インスリン分泌促進により脂肪合成が増え、体重が増えることがある。
    • 対策
      • 食事療法で総エネルギーを適正に管理。
      • 定期的な運動(ウォーキングや筋力トレーニング)を取り入れる。
  • 肝・腎機能への影響
    • 注意点:腎機能低下時は薬の体内クリアランスが低下し、低血糖リスクが増大。
    • 対策
      • 定期的に腎機能(血清クレアチニン、eGFR)をチェック。
      • 腎機能に応じた用量調整を行う。
  • 長期使用による二次無効(SU耐性)
    • 注意点:長期間使うと効き目が弱くなる場合がある。
    • 対策
      • 血糖コントロール状態を定期的に評価し、必要であれば他薬への変更や併用療法を検討。

どんな時に使うのか?

  • 食後高血糖が主訴の2型糖尿病患者さん。
  • 低用量から開始し、インスリン注射を避けたい場合の選択肢。
  • コスト面を重視する場合や、すでに試した他の経口薬で十分な効果が得られない場合に追加。

日常生活で気をつけること

  • 食事管理:薬の作用時間に合わせて食事のタイミングと内容(炭水化物量)を調整。
  • 運動:無理なく継続できる有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせ、インスリン感受性を高める。
  • 水分補給:発汗や脱水を避け、血糖値変動を穏やかに。
  • 検査:定期的な血糖値、HbA1c、腎機能・肝機能検査を欠かさない。
  • 薬の管理:他の治療薬やサプリメントとの飲み合わせを必ず医師・薬剤師に伝える。

まとめ

SU薬は、自分のインスリンをもっと出させることで血糖をしっかり下げるお薬です。ただし、低血糖や体重増加のリスクがあるため、飲み方や生活習慣の管理が大切です。不安な点や気になる症状があれば、いつでも医師や薬剤師にご相談くださいね。