献血に制限がある薬剤

服用中に献血制限のある薬剤について教えてください
A:
服薬中は献血できないわけではありません。
薬剤ごとに基準が決められています。
 

はじめに

献血は血液製剤の貴重な原料であり、血液製剤を必要とする患者さんの命を救うものですが、感染リスクなどを低減させ、患者さんに安全な血液製剤を提供するために、献血をご遠慮いただいている基準があります。
 
献血の問診票のうち薬剤に関する項目
  • 3日以内に薬を飲んだり、注射を受けましたか。
  • 次の育毛薬/前立腺肥大症治療薬を使用したことがありますか。 プロペシア・プロスカーなど(1ヵ月以内)、アボダート・アボルブなど(6ヵ月以内)
  • 次の薬を使用したことがありますか。 乾せん治療薬(チガソン)、ヒト由来プラセンタ注射薬(ラエンネック・メルスモン)
  • 24時間以内にインフルエンザの予防接種を受けましたか。
  • 1年以内にインフルエンザ以外の予防接種を受けましたか。
  • 1年以内に次の病気等にかかったか、あるいは現在治療中ですか。 外傷、手術、肝臓病、腎臓病、糖尿病、結核、性感染症、ぜんそく、アレルギー疾患、その他
  • 今までに次の病気にかかったか、あるいは現在治療中ですか。 B型肝炎、がん(悪性腫瘍)、血液疾患、心臓病、脳卒中、てんかん
3日以内に薬を飲んだり、注射を受けましたか。
  • 感染症を起こしていた場合、病原微生物が血液中に出てくる疑いがあるため献血制限があります
  • 血小板機能に影響する薬剤を服用している場合は、献血制限があります
次の育毛薬/前立腺肥大症治療薬を使用したことがありますか。
  • 抗アンドロゲン薬
    • AGA治療薬
      • プロペシア(フィナステリド)
    • 前立腺肥大症治療薬
      • プロスカー(フィナステリド)
      • アボルブ(デュタステリド)
    • 前立腺肥大症治療薬・AGA治療薬
      • ザガーロ(デュタステリド)
      • アボダート(デュタステリド)・・海外
      催奇形性リスクを考慮して、献血制限があります
      男性が使用した場合でも、精液を介して移行して影響することが懸念されています
この基準から、具体的な製品名の記載がなくても、「原料にヒト由来の医薬品」「催奇形性のリスクが否定できない医薬品」「感染症」に該当する医薬品については、献血先で個別に説明される可能性がありますので、ご自身の医薬品の使用歴をまとめたお薬手帳をもって、ご相談されてください。

おわりに

 
(参考資料)
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。