抗血小板薬
周術期の抗血栓療法ガイドライン
3)周術期抗血小板薬の投与
a. 心血管系イベントを起こすリスクが中等度から高度でアスピリンを内服している患者が非心臓手術を受ける場合,アスピリンの投与は継続する[2C]
b. 心血管系イベントの発生リスクが低い患者は7~10日前にアスピリンの投与を中止する [2C]
c. アスピリンを内服している患者が冠動脈バイパス手術を受ける場合,アスピリンの投与は継続する [2C].
d. 2種類の抗血小板薬を内服している患者が冠動脈バイパス手術を受ける場合,アスピリンは内服継続し,クロピドグレルなどは手術 5 日前に中止する [2C].
e. 冠動脈ステントが留置されて 2 種類の抗血小板薬を内服している患者が手術を受ける場合,ベアメタルステントの場合は挿入から 6 週間,薬剤溶出性ステントの場合は6カ月手術を延期する [1C] .こうした患者が手術を受ける必要がある場合,抗血小板薬は継続して手術を行う.
4)周術期の抗血栓療法のブリッジング
a.未分画ヘパリン静脈内投与によるブリッジングが術前に行われている場合,ヘパリンは手術の 4~6時間前に中止する [2C]
b.低分子ヘパリンの皮下注射によるブリッジングが術前に行われている場合,術前最後の投与は手術24 時間前にする [2C]
c.術前に低分子ヘパリンの皮下注射によるブリッジングが行われている患者が出血のリスクの高い手術を受けた場合,低分子ヘパリン投与の再開は術後 48~72 時間に再開すべきである [2C]