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ニトログリセリン

成分名:ニトログリセリン

舌下錠

  • ニトロペン舌下錠(0.3mg)
  • 狭心症発作時に 舌下投与(嚥下しない)
  • 作用発現:1〜3分、持続:約30分

スプレー剤

  • ミオコールスプレー
  • 舌下に噴霧、効果は舌下錠と同等

貼付剤

  • ニトロダームTTSミリステープ
  • 持続的な硝酸薬効果(狭心症の予防)

注射剤

  • ミリスロール注
  • 持続静注(急性心不全・不安定狭心症等)

使用時の注意

⚠️ 最大のリスク:血圧低下
  • 血管拡張作用による 起立性低血圧・失神 に注意
  • 特に初回使用時・脱水時・飲酒後にリスク↑
  • 舌下投与は 座位または臥位 で行う

🚫 禁忌
  • PDE5阻害薬(シルデナフィル・タダラフィル等)使用中の患者 → 重篤な血圧低下(併用禁忌)
  • sGC刺激薬(リオシグアト)使用中の患者
  • 重篤な低血圧・心原性ショック
  • 閉塞隅角緑内障(眼圧上昇のリスク)
  • 頭部外傷・脳出血(頭蓋内圧亢進)

💊 投与時の注意
  • 舌下錠:舌の下に置いて溶かす。噛んだり飲み込んだりしない
  • 1錠で効果なければ 5分間隔で最大3回まで → 無効なら 直ちに救急対応
  • 耐性:連続使用で効果減弱(硝酸薬耐性)→ 貼付剤は 休薬時間(夜間8〜12時間剥がす)を設ける
  • 頭痛:血管拡張により高頻度で発現(耐性とともに軽減することが多い)

📦 保管
  • 舌下錠は 遮光・密閉容器 で保管(揮発性が高い)
  • 舌下投与時に 舌にピリピリした刺激感 がなければ薬効低下の可能性
🩺

看護師向け:観察事項

📉 血圧・循環動態の観察(最重要)
  • 血圧:投与前後に必ず測定。収縮期血圧 90mmHg未満 → 投与を控え医師に確認
  • 心拍数:反射性頻脈の有無
  • めまい・ふらつき・失神:起立性低血圧の兆候
  • 舌下投与時は 座位を保持 させ、立ち上がらせない

💓 狭心症発作の評価
  • 投与後 数分以内に胸痛が改善するか 確認
  • NRS等で疼痛の変化を評価
  • 5分後に改善なし → 2回目の投与(最大3回まで)
  • 3回投与しても改善しない場合急性心筋梗塞の可能性 → 直ちに医師へ報告・12誘導心電図

🩹 貼付剤使用時の観察
  • 貼付部位の皮膚トラブル(発赤・かぶれ)の有無
  • 休薬時間 が確保されているか確認(耐性防止)
  • 除細動時は 貼付剤を剥がす(火花・火傷のリスク)

⚠️ 副作用の観察
  • 頭痛:最も多い副作用。血管拡張による拍動性頭痛
  • 顔面紅潮・ほてり
  • 動悸・頻脈:血圧低下に伴う反射性頻脈

📋 患者教育の確認ポイント
  • 発作時の舌下投与方法を正しく理解しているか
  • PDE5阻害薬(ED治療薬等)との併用禁忌を理解しているか
  • 舌下錠の保管方法(遮光・密栓)と使用期限の確認
  • 外出時の携帯を習慣化しているか