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オキシコドン

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成分名:オキシコドン塩酸塩

分類:オピオイド鎮痛薬(強オピオイド・μ受容体作動薬)
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経口剤

  • オキシコンチン錠(5mg・10mg・20mg・40mg):徐放性製剤(12時間毎)
  • オキノーム散(2.5mg・5mg・10mg・20mg):速放性製剤(レスキュー用)
  • 適応:中等度〜高度の疼痛(がん性疼痛が主)
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注射剤

  • オキファスト注(10mg・50mg):持続皮下注・持続静注
⚠️

使用時の注意

⚠️ 作用機序
  • μ受容体 に主に作用(+κ受容体にも作用)
  • モルヒネと同等〜やや強い鎮痛効果
  • 経口モルヒネ換算:オキシコドン経口 = モルヒネ経口 × 2/3
  • モルヒネより 嘔気・幻覚・せん妄が少ない とされる
  • CYP3A4・CYP2D6で代謝

🚨 呼吸抑制(致死的)
  • μ受容体刺激 → 延髄呼吸中枢の感受性↓ → 呼吸抑制
  • 過量投与 → 呼吸停止 → 死亡
  • 拮抗薬:ナロキソン

🚨 依存性
  • 身体的・精神的依存 が形成される
  • 麻薬 として管理(麻薬及び向精神薬取締法)
  • がん性疼痛で適切に使用する限り、精神的依存のリスクは低い

⚠️ 主な副作用(オピオイド共通)
  • 便秘(最も持続、耐性が形成されにくい)→ 下剤の併用が原則
  • 悪心・嘔吐(投与初期、1〜2週間で耐性形成)
  • 眠気(投与初期・増量時)
  • 掻痒感
  • 尿閉
  • 縮瞳

💊 徐放製剤の注意(オキシコンチン)
  • 噛砕・粉砕禁止 → 急速放出 → 過量投与 → 致死的
  • 12時間毎の定時投与
  • 疼痛増悪時はオキノーム散(レスキュー)を使用
🩺

看護師向け:観察事項

🫁 呼吸状態の観察(最重要)
  • 呼吸数:10回/分以下は要注意
  • SpO₂ の確認
  • 特に投与開始時・増量時
  • 傾眠 → 呼吸抑制の前駆症状

📊 疼痛アセスメント
  • NRS/VAS で定期的に疼痛評価
  • 安静時・体動時の痛みを区別
  • レスキュー薬の使用回数 → ベースラインの増量判断材料
  • 1日4回以上レスキュー → ベース増量を医師に相談

💊 便秘管理(必須)
  • 耐性が形成されない → オピオイド使用中は常に管理
  • 排便回数・性状の記録
  • 下剤(酸化マグネシウム・センノシド等)の併用確認
  • ナルデメジン(スインプロイク):末梢性μ受容体拮抗薬

🤮 悪心・嘔吐の観察
  • 投与初期に多い → 制吐薬の予防的投与 を確認
  • 1〜2週間で耐性 → その後は制吐薬の中止を検討

💊 服薬管理・麻薬管理
  • オキシコンチンは噛砕・粉砕禁止 を徹底指導
  • 麻薬帳簿への記録
  • 残薬管理・返却の指導
  • レスキュー薬の使い方を患者・家族に指導

😴 眠気・転倒予防
  • 投与初期・増量時の眠気
  • 転倒リスク評価・環境整備
  • 運転の禁止