抗CD20モノクローナル抗体
- 作用は ADCC(抗体依存性細胞傷害)/CDC(補体依存性細胞傷害)/アポトーシス誘導 など
- 投与時反応(infusion reaction) と 感染症(HBV再活性化など) が重要
- B細胞枯渇によりワクチン反応が低下することがある(時期調整は主治医判断)
- CD20陽性B細胞に結合し、
- ADCC:NK細胞などを介した細胞傷害
- CDC:補体活性化による細胞傷害
- 直接作用:アポトーシス誘導
- 結果としてCD20陽性B細胞が減少し、腫瘍制御/免疫調整に寄与
| 薬剤(一般名) | 特徴(要点) | 適応の例(※薬剤ごとに確認) |
|---|---|---|
| リツキシマブ | 代表的な抗CD20抗体 | B細胞性リンパ腫、CLL、自己免疫疾患(例:RA等)など |
| オビヌツズマブ | 抗体工学的に改変(薬剤特性あり) | CD20陽性の血液腫瘍(例:CLL等) |
| オファツムマブ | 完全ヒト抗体(薬剤特性あり) | 適応は薬剤により異なる |
- 投与時反応(最重要):発熱、悪寒、掻痒、発疹、呼吸困難、血圧低下(初回〜投与早期に多い)
- 感染症:発熱、咳、呼吸器症状。免疫抑制併用時は特に注意
- HBV再活性化:開始前のスクリーニング、治療中〜終了後もフォローが必要(施設プロトコルに従う)
- 血液検査:血算(好中球減少)、免疫グロブリン低下(長期・反復投与時)など
- 皮膚/粘膜:まれに重篤な皮膚障害
- ワクチン:生ワクチンは原則注意(投与前後の接種計画は主治医と調整)
抗CD20抗体は 投与時反応 と 感染症、特に HBV再活性化 が重大リスク。投与中の息苦しさ・蕁麻疹・血圧低下などは直ちに対応。発熱や倦怠感、咳が続く場合も早めに報告し、運用は必ず施設プロトコルに従う。