トポイソメラーゼ阻害薬
- 代表的な有害事象:骨髄抑制(共通)、薬剤により 下痢(イリノテカン) などが重要
- DNA損傷を介するため、他のDNA障害性薬剤と併用されることが多い(レジメン依存)
- トポイソメラーゼⅠ阻害薬:一本鎖切断の再結合を阻害 → 複製時に損傷が固定化
- トポイソメラーゼⅡ阻害薬:二本鎖切断の再結合を阻害 → 二本鎖DNA損傷が蓄積
| 分類 | 代表薬 | ポイント(例) |
|---|---|---|
| トポⅠ阻害 | イリノテカン | 骨髄抑制に加え、遅発性下痢が重要(支持療法・脱水対策)。 |
| トポⅡ阻害 | エトポシド | 骨髄抑制が中心。レジメンにより粘膜障害など。 |
- 骨髄抑制:発熱(FN)、出血傾向、倦怠感
- 下痢の観察(特にイリノテカン):回数・性状、水様便の持続、脱水兆候(口渇、尿量低下)
- 口内炎/粘膜障害:疼痛、摂食低下(口腔ケア)
- 悪心・嘔吐:制吐薬の使用状況、脱水予防
トポイソメラーゼ阻害薬は 骨髄抑制 が共通の重大リスク。発熱(目安:38℃以上)、強い倦怠感、出血兆候は早めに報告。イリノテカン使用時は 遅発性下痢(脱水・電解質異常)に特に注意。