抗腫瘍性抗生物質
- 多くが 細胞周期非特異的に作用しうる(薬剤ごとに特徴あり)
- 代表的な有害事象:骨髄抑制、粘膜障害、脱毛(薬剤差あり)
- 薬剤特異的毒性:アントラサイクリン=心毒性、ブレオマイシン=肺毒性 など
- DNAへのインターカレーション(二本鎖の間に入り込む)
- フリーラジカル生成 → DNA損傷
- トポイソメラーゼ阻害(主にⅡ)
- 薬剤により寄与する機序が異なる
| 薬剤群 | 代表薬 | ポイント(例) |
|---|---|---|
| アントラサイクリン系 | ドキソルビシン、エピルビシン | 心毒性(累積投与量)、血管外漏出(壊死性)に注意。 |
| ブレオマイシン | ブレオマイシン | 間質性肺炎/肺線維症。呼吸器症状・SpO₂・画像でフォロー。 |
| マイトマイシンC | マイトマイシンC | 骨髄抑制(遅れて出ることも)。状況により腎・肺障害にも注意。 |
- 骨髄抑制:発熱(FN)、出血傾向、倦怠感
- 口内炎/粘膜障害:疼痛、摂食低下(口腔ケア)
- 脱毛:セルフケア/心理面支援
- 心不全兆候(アントラサイクリン):息切れ、浮腫、体重増加
- 呼吸器症状(ブレオマイシン):乾性咳嗽、息切れ、SpO₂低下
- 血管外漏出:疼痛、発赤、腫脹(投与中〜後)
抗腫瘍性抗生物質は 骨髄抑制 に加えて、薬剤特異的に 心毒性(アントラサイクリン)/肺毒性(ブレオマイシン) が重要。発熱(目安:38℃以上)、息切れ、咳の増悪、浮腫などは早めに報告。