舌下投与

舌下投与

① 概要

舌下投与とは、舌下粘膜から薬を吸収させる投与法。消化管吸収や初回通過効果を避けやすく、速効性を期待する薬で用いられる。

② 吸収の仕組みと投与経路の比較

  • 舌下粘膜から吸収→体循環へ入りやすい(薬剤による)
  • 飲み込むと経口投与と同様になり、効果が変わることがある
舌下投与参考:経口投与参考:静脈投与
効果発現速い比較的遅い即時
初回通過効果受けにくい受ける受けない
使い方溶かして吸収飲み込む血管内へ投与

③ メリットとデメリット

メリット

  • 作用発現が速い
  • 初回通過効果を回避しやすい

デメリット

  • 口腔内乾燥、唾液量、誤った使用で吸収が低下
  • 飲み込むと効果が変わる
  • 発作薬は「いつ使うか」の判断が重要

④ 薬剤の例(代表)

  • ニトログリセリン(狭心症発作時など:薬剤・指示に従う)

⑤ 看護のポイント(観察事項)

  • 口の中で溶かす(噛まない/飲み込まない:薬剤の指示に従う)
  • 使用後の症状変化、改善しない場合の受診行動を説明
  • 低血圧、頭痛など副作用の観察(薬剤による)