直腸投与(ズポ)

直腸投与(ズポ)

① 概要

直腸投与とは、直腸粘膜から薬を吸収させる投与法(坐薬など)。嘔吐や嚥下困難で内服が難しい場合に選択されることがある。吸収は直腸内容物や粘膜状態の影響を受けやすい。

② 吸収の仕組みと投与経路の比較

  • 直腸粘膜から吸収され、薬剤によって全身作用を示す
  • 便の有無や下痢で吸収が不安定になりやすい
直腸投与参考:経口投与参考:静脈投与
投与部位直腸口腔→消化管静脈内
内服困難時代替になりうる難しい可能(医療者管理)
吸収のばらつきありあり(食事等)少ない

③ メリットとデメリット

メリット

  • 内服困難時に使用できる
  • 胃腸への刺激を避けられる場合がある

デメリット

  • 吸収のばらつき(便の有無、直腸状態)
  • 挿入への抵抗感、局所刺激
  • 下痢時は効果が不安定になりやすい

④ 薬剤の例(代表)

  • 解熱鎮痛、制吐、鎮静、便秘治療など(薬剤による)

⑤ 看護のポイント(観察事項)

  • 排便状況の確認、挿入手技(向き、深さの目安)
  • 直後の排便を避ける(状況により)
  • 効果判定(解熱、疼痛)と局所刺激の観察