直腸投与(ズポ)
直腸投与とは、直腸粘膜から薬を吸収させる投与法(坐薬など)。嘔吐や嚥下困難で内服が難しい場合に選択されることがある。吸収は直腸内容物や粘膜状態の影響を受けやすい。
- 直腸粘膜から吸収され、薬剤によって全身作用を示す
- 便の有無や下痢で吸収が不安定になりやすい
| 直腸投与 | 参考:経口投与 | 参考:静脈投与 | |
|---|---|---|---|
| 投与部位 | 直腸 | 口腔→消化管 | 静脈内 |
| 内服困難時 | 代替になりうる | 難しい | 可能(医療者管理) |
| 吸収のばらつき | あり | あり(食事等) | 少ない |
メリット
- 内服困難時に使用できる
- 胃腸への刺激を避けられる場合がある
デメリット
- 吸収のばらつき(便の有無、直腸状態)
- 挿入への抵抗感、局所刺激
- 下痢時は効果が不安定になりやすい
- 解熱鎮痛、制吐、鎮静、便秘治療など(薬剤による)
- 排便状況の確認、挿入手技(向き、深さの目安)
- 直後の排便を避ける(状況により)
- 効果判定(解熱、疼痛)と局所刺激の観察