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ペンタゾシン

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成分名:ペンタゾシン

分類:オピオイド鎮痛薬(κ受容体作動薬 + μ受容体部分拮抗薬)
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経口剤

  • ソセゴン錠・ペンタジン錠(25mg)
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注射剤

  • ソセゴン注・ペンタジン注(15mg・30mg)
  • 筋注・皮下注・静注
  • 適応:各種疼痛(術後疼痛・がん性疼痛・腎疝痛等)
⚠️

使用時の注意

⚠️ 作用機序(他のオピオイドと異なる重要な特徴)
  • κ受容体作動薬:鎮痛作用の主体
  • μ受容体部分拮抗薬(弱い拮抗作用)
  • → モルヒネ等の 純μ作動薬と併用すると拮抗 → 鎮痛効果の減弱・離脱症状の誘発
  • ⚠️ モルヒネ・オキシコドン・フェンタニル使用中の患者に投与禁忌
  • 鎮痛力価:モルヒネの約1/3〜1/5

🚨 天井効果(ceiling effect)
  • 用量を増やしても 一定以上の鎮痛効果が得られない
  • → がん性疼痛の長期管理には不向き
  • 呼吸抑制にも天井効果あり → 純μ作動薬より安全性は高い

⚠️ 主な副作用
  • 悪心・嘔吐・めまい
  • 鎮静・眠気
  • 発汗
  • 精神症状:κ受容体刺激 → 不快感・不安・幻覚・悪夢(μ作動薬の多幸感とは逆)
  • 呼吸抑制(天井効果あり、純μ作動薬より軽度)

🚨 依存性・乱用
  • 非麻薬指定(注射剤は向精神薬指定)
  • 依存性は純μ作動薬より低いが ゼロではない
  • 注射部位への 皮膚硬化(乱用時の繰り返し注射)
🩺

看護師向け:観察事項

⚠️ μ作動薬との併用確認(最重要)
  • モルヒネ・オキシコドン・フェンタニル使用中の患者に投与してはならない
  • 併用 → μ作動薬の鎮痛効果を拮抗 → 疼痛悪化
  • 身体依存のある患者 → 離脱症状を誘発
  • 処方確認・お薬手帳の確認が必須

📊 疼痛評価
  • NRS/VASで効果判定
  • 天井効果 → 増量しても効果不十分な場合は薬剤変更を検討

🧠 精神症状の観察
  • κ受容体刺激 → 不快感・不安・幻覚・悪夢
  • 特に高用量時
  • 症状出現 → 医師へ報告

🫁 呼吸状態の観察
  • 呼吸数・SpO₂の確認
  • 天井効果があるため純μ作動薬より安全だが油断しない

💉 注射部位の観察
  • 繰り返し注射 → 局所硬結・皮膚硬化
  • 注射部位のローテーション

📋 麻薬ではないが管理に注意
  • 注射剤は向精神薬 → 施錠管理
  • 乱用・転用の防止