看護薬理学
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副交感神経
副交感神経
2026/3/14
15:05
2026/6/22
10:54
副交感神経:作用の概要
副交感神経とは
自律神経系の一部で、主に
安静時(rest and digest)
に、消化・排泄・回復・節約モードを促進する。
伝達経路(ざっくり)
💡
起始
:脳幹(III, VII, IX, X 脳神経)+仙髄(S2〜S4)
節前線維
:長い(臓器近くまで伸びる)
節後線維
:短い(臓器の近傍/壁内神経節から)
伝達物質
:節前・節後ともに主に
アセチルコリン(ACh)
受容体(要点)
ニコチン受容体(N受容体)
:自律神経節(節前→節後のシナプス)
ムスカリン受容体(M受容体)
:標的臓器(節後→臓器)
ムスカリン受容体と作用(臨床でよく使う範囲)
受容体
主な分布
主な作用
M2
心臓
心拍↓、房室伝導↓(心臓を「休める」)
M3
気道・消化管・膀胱の平滑筋、外分泌腺、眼
平滑筋収縮(気管支収縮・腸管運動↑・排尿筋収縮)、分泌↑(唾液・気道分泌など)、縮瞳・調節(近見)
臓器別:何が起きる?(覚え方)
🩺
心臓
:M2 → 心拍↓(徐脈方向)
気道
:M3 → 気管支収縮+分泌↑(喘息/COPDでは問題になり得る)
消化管
:M3 → 運動↑・分泌↑(消化を進める)
眼
:M3 → 縮瞳+調節(近くにピント)
膀胱
:M3 → 排尿筋収縮+括約筋弛緩方向 → 排尿促進
腺分泌
:唾液・涙・気道分泌↑(口渇の逆)
臨床で重要なポイント
副交感神経が過剰になると:徐脈、血圧低下、気管支収縮、下痢、流涎、発汗など(コリン作動性の症状)
副交感神経が抑制されすぎると:頻脈、口渇、便秘、尿閉、散瞳、せん妄(特に高齢者)など(抗コリン作用)
副交感神経は薬剤の標的になりやすい(
コリン作動薬
/
抗コリン薬
、AChE阻害薬など)