看護薬理学
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看護薬理学 2026
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経腸栄養剤
経腸栄養剤
2026/3/14
19:07
2026/4/21
8:24
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経腸栄養剤(経管栄養・ONS)まとめ(臨床の超要点)
※教育用の整理。運用は必ず施設手順・指示・添付文書に従う。
1) まず押さえる:経腸栄養のメリット
腸が使えるなら経腸が優先
(腸管免疫・バリア維持、感染リスク低減、管理が比較的シンプル)
ただし
誤嚥
・
下痢/便秘
・
閉塞
・
電解質異常
・
再栄養症候群
などのリスク管理が必須
2) 大枠の分類(覚え方)
消化態(ポリマー)
:たんぱく(カゼイン等)を含む「普通の栄養」寄り。消化機能が保たれているときに使いやすい
半消化態
:ペプチドなどを含み消化負荷を下げたタイプ
成分栄養(エレメンタル)
:アミノ酸など、吸収負荷が小さい(使いどころは病態・施設プロトコル次第)
半固形化
:逆流・下痢対策などで選択されることがある(胃の貯留能などが前提になる場合あり)
疾患別(腎/肝/糖尿病/呼吸不全など)
:電解質・たんぱく質・脂質比率が最適化されている
3) 投与ルートと投与方法(現場の基本)
ルート:経鼻胃管、胃瘻、空腸瘻 など
方法:
持続投与
:耐容性がよいことが多い(特に開始時・高リスク時)
間欠/ボーラス
:生活に合わせやすいが、逆流・下痢・誤嚥に注意
水フラッシュ
:閉塞予防・水分補給(手順は施設基準で)
4) よくあるトラブルと“まず見るポイント”
下痢
速度が速い/浸透圧が高い/冷たい/抗菌薬・下剤併用/感染(C. difficile)など
対応:速度調整、製剤変更(食物繊維、半固形化等)、薬剤見直し、脱水・電解質確認
便秘
水分不足、食物繊維不足、オピオイド等
対応:水分・下剤調整、製剤変更
逆流・誤嚥
体位、胃内容停滞、鎮静、嚥下機能低下
対応:頭部挙上、速度調整、空腸投与検討、胃排出促進薬の是非(医師判断)
チューブ閉塞
薬剤の粉砕/混注、粘度、フラッシュ不足
対応:混注ルール遵守、十分なフラッシュ、閉塞時の施設手順
5) 注意すべき病態(禁忌・慎重の論点になりやすい)
腸閉塞(イレウス)
、
腸管機能が残存しない
:そもそも経腸が成立しない
重症糖代謝異常
:高血糖・ケトーシスのリスク(製剤選択・速度・インスリン調整)
高度の肝・腎障害
:窒素負荷・電解質負荷・体液量(製剤の禁忌/慎重がある)
牛乳たんぱくアレルギー
:カゼイン含有製剤でアナフィラキシーのリスクあり
6) 再栄養症候群(最重要)
ハイリスク:低栄養(長期摂取不良、体重減少、アルコール、がん、摂食障害 など)
何が起きる:糖投与→インスリン↑→
P低下
(+K/Mg低下)→不整脈・心不全・呼吸不全など
対策:
少量から開始
、P/K/Mgの補正、ビタミン(特にB1)考慮、頻回モニタ
7) 薬剤のチェックリスト
目的(栄養補給/ONS/経管)、投与ルート、投与方法(持続/間欠)
1日総水分・総カロリー・たんぱく量(病態に合うか)
体重、入出量、浮腫、血糖
電解質(Na/K/Cl/Mg/P)、腎機能、肝機能
下痢/便秘/嘔吐/逆流、誤嚥リスク、チューブ閉塞