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ジギタリス

成分名:ジギタリス(ジゴキシン)

分類:強心配糖体(ジギタリス製剤)

商品名:ジゴシン、ラニラピッド(メチルジゴキシン)など

剤形:錠剤/散剤/注射剤(静注)

経口剤

  • ジゴキシン(例:ジゴシン)
    • 慢性心不全、心房細動の心拍数コントロールに使用
  • メチルジゴキシン(例:ラニラピッド)
    • 経口吸収が良い

注射剤

  • ジゴキシン注
    • 早めの効果を必要とする場合などに静注(施設プロトコルに従う)

使用時の注意

⚠️ 特徴
  • 治療域が狭い(有効域と中毒域が近い)ため、血中濃度モニタリング(TDM)が必要。
  • 低K血症・低Mg血症・高Ca血症・腾機能低下で中毒リスクが上がる。

🚫 注意すべき状況
  • 高度の房室ブロック・洞不全閉塞性肥大型心筋症WPWを伴う心房細動などでは禁忌/慎重。
  • 利尿薬(低K)、アミオダロン・ベラパミル・キニジン(血中濃度↑)、Caの静注(不整脈)に注意。

💊 薬理作用
  • Na⁺/K⁺-ATPアーゼ阻害→細胞内Ca↑→陽性変力作用(収縮力↑)
  • 迷走神経緊張↑→房室伝導抑制・心拍数↓(陰性変時・変伝導作用)

📦 保管
  • 室温保存(添付文書に従う)
🩺

看護師向け:観察事項

❤️ 投与後の観察事項
  • 心拍数・心電図(徐脈、房室ブロック、不整脈)
  • 心不全症状の改善(呼吸困難・浮腫・体重)

💉 投与時の確認
  • 投与前に脈拍測定(目安として成人で60回/分未満なら投与を控えて確認・報告)
  • 血中ジゴキシン濃度・電解質(K・Mg・Ca)・腾機能の確認

⚠️ 副作用の観察(ジギタリス中毒)
  • 消化器:悪心・嘔吐・食欲不振
  • 視覚:黄視・光がまぶしい・かすみ
  • 精神神経:めまい・頭痛・錯乱
  • 不整脈:徐脈・房室ブロック・心室性期外収縮(二段脈)・心室頻拍