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H2 ブロッカー

H2 ブロッカー

① 薬効群の概要

H2ブロッカーは、胃壁細胞のヒスタミンH₂受容体を遮断し、胃酸分泌を抑制する薬。消化性潰瘍や逆流性食道炎の治療に使用される。

② 作用機序

  • 胃壁細胞のH₂受容体を競合的に遮断 → cAMP↓ → プロトンポンプ活性化↓ → 胃酸分泌↓
  • 基礎分泌・夜間分泌の抑制に優れる
  • PPIより酸分泌抑制は弱いが、速効性がある

③ 代表薬

代表薬(一般名)先発品例特徴
ファモチジンガスター®最も汎用、OTCあり、腎排泄型
ラニチジンザンタック®NDMA問題で販売中止(2020年)
ニザチジンアシノン®消化管運動促進作用もあり
ラフチジンプロテカジン®カプサイシン感受性神経を介した胃粘膜保護

④ 看護のポイント(観察事項)

  • 腎機能低下時の用量調整(特にファモチジン)→ 高齢者はCcr確認
  • 長期使用での耐性(タキフィラキシー)→ 効果減弱の可能性
  • せん妄・意識障害(高齢者・腎機能低下時)→ 精神症状の観察
  • PPIへの切り替えが必要な場合の評価
  • 消化器症状(腹痛・便秘・下痢)の観察