H2 ブロッカー
H2ブロッカーは、胃壁細胞のヒスタミンH₂受容体を遮断し、胃酸分泌を抑制する薬。消化性潰瘍や逆流性食道炎の治療に使用される。
- 胃壁細胞のH₂受容体を競合的に遮断 → cAMP↓ → プロトンポンプ活性化↓ → 胃酸分泌↓
- 基礎分泌・夜間分泌の抑制に優れる
- PPIより酸分泌抑制は弱いが、速効性がある
| 代表薬(一般名) | 先発品例 | 特徴 |
|---|---|---|
| ファモチジン | ガスター® | 最も汎用、OTCあり、腎排泄型 |
| ラニチジン | ザンタック® | NDMA問題で販売中止(2020年) |
| ニザチジン | アシノン® | 消化管運動促進作用もあり |
| ラフチジン | プロテカジン® | カプサイシン感受性神経を介した胃粘膜保護 |
- 腎機能低下時の用量調整(特にファモチジン)→ 高齢者はCcr確認
- 長期使用での耐性(タキフィラキシー)→ 効果減弱の可能性
- せん妄・意識障害(高齢者・腎機能低下時)→ 精神症状の観察
- PPIへの切り替えが必要な場合の評価
- 消化器症状(腹痛・便秘・下痢)の観察