静注血栓溶解薬 (t-PA)
- プラスミノーゲンを活性化して プラスミン を産生し、フィブリン血栓を溶解する(線溶系の促進)
- 代表:アルテプラーゼ(rt-PA)(適応・用法は疾患ごとに異なる)
- 効果は時間依存:特に急性期脳梗塞では 発症からの時間 が極めて重要
- 最大のリスクは 重篤な出血(頭蓋内出血など)
- t-PA がプラスミノーゲンを プラスミン に変換 → プラスミンが フィブリンを分解(血栓溶解)
- フィブリン選択性はあるが、全身性の線溶亢進により出血リスクが上がる
| 代表薬(一般名) | 製剤例 | ポイント |
|---|---|---|
| アルテプラーゼ | (rt-PA 製剤) | 急性期脳梗塞、急性心筋梗塞、肺血栓塞栓症などに用いられる(適応・投与量・投与方法は疾患/プロトコルで異なる)。時間依存で、適応判定が厳密。最大の有害事象は出血(特に頭蓋内出血) |
- 出血の監視(最重要):皮下出血、歯肉出血、血尿、下血/吐血、穿刺部出血。特に 頭蓋内出血を疑う神経所見(頭痛増悪、意識変容、麻痺悪化など)に注意
- 血圧管理:高血圧は出血リスクを上げるため、プロトコルに沿って厳密に管理
- 投与前の確認:発症時刻/最終健常確認時刻、画像(CT/MRI)、検査(血小板・凝固系・血糖など)、併用薬(抗凝固/抗血小板)を確認
- 穿刺の最小化:投与後は穿刺部出血リスク↑のため、可能なら投与前に必要採血/ルート確保を済ませる
- 二次的イベント:再灌流に伴う症状変化(不整脈など:適応により)
最大の有害事象は出血。適応可否は施設プロトコルに従い、禁忌・慎重投与(活動性出血、既往の頭蓋内出血、最近の手術/外傷、重症高血圧、出血性素因、抗凝固薬内服中など)を厳密に確認する。