浸透圧利尿薬
糸球体で濾過され、尿細管でほとんど再吸収されない溶質により尿細管内の浸透圧を上げて、水の再吸収を抑制し利尿を起こす薬。代表はマンニトール。
- 尿細管内の浸透圧↑ → 水の再吸収↓ → 尿量↑
- 作用部位:主に近位尿細管〜ヘンレループ下行脚(水透過性の高い部位)
- 体液移動:血管内浸透圧↑により組織(脳など)から血管内へ水を引く → 一時的に循環血液量↑
| 代表薬(一般名) | 先発品例 | 特徴 |
|---|---|---|
| マンニトール | マンニットール® など | 脳浮腫・頭蓋内圧亢進/緑内障などで使用。尿細管内浸透圧↑で水利尿 |
- 循環血液量の増加(投与初期)→ 心不全・肺水腫の悪化に注意(呼吸状態、SpO2、浮腫、体重)
- 尿量・水分出納の確認(利尿が強く脱水リスク)
- 電解質異常(Naなど)と腎機能のモニタリング
- 頭蓋内圧/神経症状(適応時)や眼症状(緑内障)など、目的指標の経過観察