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ノルアドレナリン前駆物質

ノルアドレナリン前駆物質

① 薬効群の概要

ノルアドレナリン(NA)の前駆体であり、体内でDDCによりNAに変換される。PDではドパミンだけでなく NAも欠乏 するため、L-ドパ製剤では改善しにくい すくみ足・起立性低血圧 に対して使用。代表薬はドロキシドパ(ドプス®)。日本で開発された薬剤。

② 作用機序

  • ドロキシドパはNAの前駆体 → 体内でDDCにより NAに変換
  • 末梢:交感神経終末でNAを補充 → 血管収縮 → 起立性低血圧・立ちくらみの改善
  • 中枢:脳内でもNAを補充 → すくみ足・姿勢異常の改善
  • PDではドパミン神経だけでなくNA神経も障害されるため、NA補充が必要

③ 代表薬

代表薬(一般名)先発品例特徴
ドロキシドパドプス®OD錠25mg・100mg・200mg日本で開発。PDのすくみ足・立ちくらみ、起立性低血圧に適応。OD錠で崥下困難例にも対応

④ 看護のポイント(観察事項)

  • すくみ足の改善度(歩行開始時・方向転換時のすくみ)
  • 起立時のふらつき・立ちくらみの改善度
  • 臥位高血圧(最重要な副作用):臥位で血圧が過度に上昇
    • 臥位と立位での 血圧測定 が重要
    • 就寝前の投与は避ける
    • 就寝時は上半身をやや挙上する体位の工夫
  • 悪心・頭痛・幻覚(特に高齢者)・動悸・食欲不振

ポイント:

  • PDではドパミンだけでなく NAも欠乏 する
  • L-ドパ製剤では改善しにくい すくみ足・起立性低血圧 に対して使用
  • 日本で開発 された薬剤(海外では起立性低血圧の治療薬として承認)
  • 最も重要な副作用は 臥位高血圧 → 臥位と立位での血圧測定が重要