看護薬理学
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看護薬理学 2026
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睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群
2026/4/18
22:22
2026/7/16
12:28
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
概要
睡眠中に
無呼吸(気流停止)
または
低呼吸(換気低下)
が反復し、低酸素・睡眠分断をきたす状態。日中の眠気だけでなく、
高血圧・心血管イベント・不整脈
などのリスクを上げる。
分類
分類
機序
代表例
閉塞性SAS(OSA)
上気道の虚脱(呼吸努力はある)
肥満、扁桃肥大、顎顔面形態、飲酒・鎮静薬など
中枢性SAS(CSA)
呼吸中枢のドライブ低下(呼吸努力が低下/消失)
心不全(チェーンストークス呼吸)、脳血管障害後、薬剤(オピオイド)など
混合型
OSAとCSAが混在
—
症状・サイン
夜間(本人・同居家族が気づきやすい)
いびき、呼吸停止の目撃、あえぎ呼吸
夜間頻尿、寝汗
口渇、逆流症状
熟眠感の欠如、睡眠中断
日中
強い眠気(居眠り運転リスク)
集中力低下、頭痛(起床時)
易刺激性、抑うつ様
合併症・重要性
⚠️
高血圧(治療抵抗性の原因になり得る)
心房細動など不整脈
心不全・虚血性心疾患・脳卒中リスク
2型糖尿病・脂質異常症など代謝異常
事故(眠気による交通事故・労災)
診断(要点)
検査
:簡易検査(携帯モニター)/PSG(終夜睡眠ポリグラフ)
指標
:AHI(無呼吸低呼吸指数:1時間あたりの無呼吸+低呼吸回数)
一般に AHI 5以上でSASを示唆、重症度はAHIで評価される(運用は施設・保険要件に従う)
併せて評価:SpO2低下の程度、睡眠段階、体位依存、鼻閉、顎顔面形態、併存疾患、薬剤(鎮静薬・オピオイド等)
治療(全体像)
🩺
基本は
OSA:上気道の確保(CPAP/口腔内装置/手術)+生活習慣介入
CSA:原因疾患(心不全など)や薬剤の見直し
が重要
治療:生活習慣・一般対策
減量
(OSAの第一選択級の介入)
飲酒・鎮静薬の調整
(上気道虚脱・呼吸抑制を助長)
側臥位
(体位依存が強い場合)
鼻閉の評価と治療(アレルギー性鼻炎など)
睡眠衛生(就寝時刻、睡眠時間の確保)
治療:CPAP(持続陽圧呼吸療法)
位置づけ
主に
中等症〜重症OSA
の標準治療(適応はAHI等の基準により運用)
期待できる効果
いびき・無呼吸の改善、日中の眠気改善
高血圧・心血管リスク低減に寄与する可能性
実務ポイント
マスクフィット(漏れ)、鼻閉、乾燥対策(加温加湿)
継続使用時間が効果に直結:使用状況(アドヒアランス)の確認
治療:口腔内装置(OA:マウスピース)
主に
軽症〜中等症OSA
、CPAPが困難な場合の選択肢
下顎前方移動により上気道を確保
歯科での適合調整が重要(顎関節症、歯列への影響に注意)
治療:手術(例)
扁桃肥大・鼻閉など
解剖学的要因が明確
な場合に検討
上気道手術(例:口蓋垂軟口蓋咽頭形成術など)、鼻科手術、顎矯正など(適応は専門科評価)
中枢性SAS(CSA)の治療(要点)
原因の是正
:心不全の最適化、脳疾患の評価、
オピオイド等の呼吸抑制薬の見直し
PAP治療(ASV等)は病態により適応判断が必要(心不全合併では注意事項があるため専門管理)
フォローアップ(チェック項目)
✅
日中の眠気、居眠り運転リスク
血圧、不整脈症状、心不全徴候
体重変化、飲酒状況、併用薬(睡眠薬・抗不安薬・オピオイド等)
CPAP/OAの使用状況(継続時間、違和感、皮膚トラブル、鼻症状)