抗微生物薬への耐性
主要メカニズム(臨床で押さえる5分類)
1) 薬剤の分解・失活(酵素)
- βラクタマーゼ(ESBL、AmpC、カルバペネマーゼ等)
- アミノグリコシド修飾酵素 など
2) 標的部位の変化(ターゲット改変)
- PBPの変化(例:MRSAのPBP2a)
- リボソームの変化(マクロライド耐性など)
- DNAジャイレース/トポイソメラーゼ変異(キノロン耐性)
3) 薬剤の取り込み低下(透過性低下)
- 外膜ポーリン変化(グラム陰性菌)
- バイオフィルム形成により薬剤到達が悪化 など
4) 排出(エフラックスポンプ)
- 多剤耐性に関与しやすい(テトラサイクリン、キノロン等で問題になり得る)
5) 代謝経路の迂回・標的の過剰産生
- 葉酸代謝系の迂回(スルホンアミド/トリメトプリム耐性など)
- 標的酵素の過剰産生 など