ピラジナミド

成分名:ピラジナミド(pyrazinamide, PZA)

分類:抗結核薬(初期治療で併用されることが多い)

経口剤

  • 商品名:ピラマイド原末

使用時の注意

⚠️ 作用機序の特徴
  • プロドラッグとして取り込まれ、結核菌内で ピラジナミダーゼ(pncA) により ピラジン酸(POA) に変換され作用。
  • 酸性環境下で効果が高いとされ、他の抗結核薬と併用して使用されることが多い。

🚨 重要:肝障害
  • 抗結核薬の中でも肝障害リスクが問題になりやすい薬剤の1つ。
  • 倦怠感、食欲不振、悪心、黄疸、褐色尿などに注意。
  • 肝機能検査(AST/ALT 等)を定期的に確認する運用が多い。

⚠️ 高尿酸血症(痛風)
  • 尿酸排泄低下などにより 尿酸値上昇 → 関節痛(痛風発作)に注意。

🚫 注意すべき状況
  • 肝障害リスクが高い場合(肝疾患、アルコール多飲、他の肝障害リスク薬併用 など)は特に慎重に観察。
  • 痛風/高尿酸血症の既往がある場合。
🩺

看護師向け:観察事項

🫀 肝機能の観察(重要)
  • 肝機能検査値(AST/ALT/Bil)の推移。
  • 肝障害の兆候:倦怠感・食欲不振・悪心・黄疸・褐色尿。

🦶 高尿酸血症/痛風の観察
  • 尿酸値の推移。
  • 関節痛(特に母趾MTPなど)、発赤・腫脹・熱感。

💊 服薬状況(アドヒアランス)
  • 飲み忘れの有無(治療成績・耐性化リスクに関わる)。
  • 併用薬(他の抗結核薬、肝障害リスク薬など)の確認。

⚠️ その他副作用の観察
  • 発疹、発熱など過敏症状。
  • 消化器症状(悪心、嘔吐、腹部不快など)。