コカイン

成分名:コカイン(cocaine)

分類:局所麻酔薬(エステル型)/交感神経刺激作用(モノアミン再取り込み阻害)

剤形・用途(医療での位置づけ)

  • 局所麻酔(主に耳鼻科領域など)血管収縮を目的に用いられることがある
  • 使用は限定的(施設・適応・規制により運用が異なる)
  • 乱用薬物としても知られ、取り扱いは厳格

使用時の注意

⚠️ 作用機序の特徴(要点)
  • Na⁺チャネル遮断 → 局所麻酔作用
  • ノルアドレナリン/ドパミン再取り込み阻害 → 交感神経刺激(血管収縮、頻脈・血圧上昇など)

🫀 循環器(最重要)
  • 血圧上昇、頻脈、不整脈
  • 冠攣縮/心筋虚血(胸痛)に注意
  • 他の交感神経刺激薬(アドレナリン等)や薬物・カフェイン大量摂取で増悪しうる

🧠 中枢神経
  • 不安、興奮、錯乱、けいれん(中毒時)

🚨 中毒・過量時のポイント
  • 症状:激しい興奮、けいれん、重度高血圧、致死的不整脈、胸痛、意識障害
  • 局所麻酔薬としての中毒(LAST)に加え、交感神経刺激による循環器合併症が問題になりやすい

⚠️ 禁忌・慎重(要点)
  • 重度高血圧、虚血性心疾患、不整脈など:循環器リスクが高い
  • 併用薬・併存症を含め、施設プロトコルに従う
🩺

看護師・薬局向け:観察事項(モニタリング)

📈 バイタル
  • 血圧、脈拍(上昇)
  • 心電図(不整脈)、胸痛の有無

🧠 神経症状
  • 不安/興奮、錯乱
  • けいれん、意識レベル変化

🫁 呼吸
  • SpO₂、呼吸状態(重篤時は換気管理が必要となりうる)

🏥 エスカレーションの目安
  • 胸痛、重度高血圧、強い頻脈/不整脈
  • けいれん、意識障害、激しい興奮