ヨード造影剤
ヨード造影剤は、ヨウ素のX線吸収を利用して、血管・臓器・尿路などを画像で見えやすくする造影剤。
- 主に CT、血管造影(IVR)、尿路造影などで使用
- 製剤は概ね 非イオン性・低浸透圧/等浸透圧が主流
- ヨウ素がX線を吸収し、造影剤が存在する部位のコントラストを上げる
- 薬理作用というより「画像診断の補助」
| 分類(例) | 一般名(例) | ポイント(例) |
|---|---|---|
| 非イオン性・低浸透圧 | イオヘキソール、イオパミドール、イオプロミド など | CT/血管造影などで広く使用される |
| 非イオン性・等浸透圧 | イオジキサノール | 浸透圧による負担が相対的に少ないとされる(適応・選択は施設方針/患者背景による) |
- 過敏反応(アナフィラキシー等):投与直後〜遅発性まで
- 造影剤腎症(AKI):腎機能低下、脱水、糖尿病、高齢などでリスク上昇
- 甲状腺への影響:ヨウ素負荷により甲状腺機能異常が問題になることがある
- 血管外漏出:疼痛、腫脹(重症例はコンパートメント症候群等に注意)
- 事前確認:過去の造影剤反応、喘息/アレルギー歴、腎機能(eGFR)、脱水リスク、内服薬(特にメトホルミン)
- 投与中〜直後:発疹、呼吸苦、血圧低下、悪心嘔吐など(急変対応)
- 投与後:
- 腎機能悪化サイン(尿量減少、倦怠感など)
- 遅発性の皮疹(数時間〜数日)
- 水分摂取/補液:適応があれば脱水予防(心不全などは過剰補液に注意)
- 「検査で見えやすくする薬です。まれにアレルギー反応が起こることがあるので、息苦しさや発疹などが出たらすぐ教えてください」
- 「腎臓に負担がかかることがあるため、必要に応じて水分や採血で確認します」