脱毛症
脱毛症は、毛が抜ける量が増えたり、毛が細くなったりして、外見上の毛髪量が減る状態の総称。原因により治療が大きく異なる。
- 男性型/女性型脱毛症(AGA/FPHL):生え際・頭頂部などが徐々に薄くなる(毛包のミニチュア化)
- 円形脱毛症:境界明瞭な脱毛斑(自己免疫が関与)
- 休止期脱毛:出産、急激な減量、発熱/感染症、ストレス、栄養不足などの後にびまん性に抜ける
- 薬剤性脱毛:抗がん薬など(時期・薬歴が手がかり)
- 頭皮疾患:脂漏性皮膚炎、白癬など(かゆみ・フケ・炎症)
- いつから/急に?(急性か慢性か)
- 抜け方:斑状か、全体的か、生え際か
- 併存症状:かゆみ、痛み、赤み、フケ
- 体調変化:発熱、急な体重減少、産後、強いストレス
- 服用薬:抗がん薬、レチノイド、抗甲状腺薬、抗凝固薬、抗うつ薬など
- 既往/家族歴
| 病型 | 治療(例) | ポイント/注意点(例) |
|---|---|---|
| AGA/FPHL | ミノキシジル(外用) | 発毛を促す。開始初期に一時的な抜け毛増加(初期脱毛)を感じることがある。継続が重要 |
| AGA(主に男性) | 5α還元酵素阻害薬(内服) (例:フィナステリド、デュタステリド) | 男性ホルモン(DHT)を低下させ進行を抑える。性機能関連の副作用などに注意。妊娠可能な人への曝露は避ける(取扱い注意) |
| 円形脱毛症 | ステロイド(外用/局所注射など) | 重症度で治療が変わる。皮膚萎縮など局所副作用に注意 |
| 円形脱毛症(重症例など) | JAK阻害薬(内服) | 適応・運用は専門医管理。感染症、血栓、検査値異常などに注意 |
- 休止期脱毛では、原因(栄養・睡眠・ストレス・疾患)が改善すると回復することが多い
- 急激なダイエットは悪化要因になり得る(たんぱく質・鉄などの不足に注意)
- 皮膚症状があれば頭皮ケア・皮膚科受診