脱毛症経口薬

脱毛症の経口薬(内服治療の整理)

① まず大事:経口薬は「病型」で選ぶ

脱毛症は原因で治療が異なるため、AGA(男性型/女性型)、円形脱毛症休止期脱毛などの病型をまず確認。

② AGA(男性型脱毛症)の経口薬

薬剤(一般名)機序(要点)ポイント/注意点(例)
フィナステリド5α還元酵素阻害 → DHT↓進行抑制が主。性機能関連の副作用が話題になることがある。妊娠可能な人への曝露は避ける(錠剤の取り扱い含む)
デュタステリド5α還元酵素阻害 → DHT↓フィナステリドと同系統。適応・用量は医師判断

③ 女性型脱毛症(FPHL)の経口薬(※専門医管理が前提になりやすい)

  • 原因や合併(ホルモン背景、貧血、甲状腺など)評価が重要。
  • 内服薬の選択は個別性が高く、妊娠希望の有無や併存疾患で制約が出やすい。

④ 円形脱毛症の経口薬(重症例など)

円形脱毛症は毛包組織への自己免疫疾患と考えられており、重症例では免疫抑制作用を持つ薬剤が用いられることがある。
薬剤(分類)ポイント/注意点(例)
JAK阻害薬(内服)(薬剤は適応により)重症例などで検討。感染症、血栓、検査値異常などのリスクがあり、定期検査を含め専門医管理が前提
ステロイド(内服)(短期で使うことがある)副作用(血糖、骨、感染など)があるため、漫然投与は避け、適応・期間は医師判断

注意:個人輸入の“飲む育毛薬”に注意

  • 有効成分量が不明、偽造品、禁忌のある成分混入などのリスク。
  • 副作用(性機能関連、肝機能障害、循環器系など)や相互作用の可能性があるため、医療機関で相談する。

⑤ 受診時に伝えるとよい情報

  • いつから/どの部位が/どんな抜け方か(急性か慢性か)
  • 出産、発熱、急な減量、強いストレスの有無
  • 現在の薬(サプリ含む)
  • 妊娠希望の有無(該当する場合)