MRI 造影剤
MRI造影剤は、主に ガドリニウム(Gd) を含む造影剤で、MRI画像(T1強調像など)のコントラストを高め、病変の描出を助ける。
- いわゆる「ヨード造影剤(CT/X線)」とは別物
- 造影効果により、腫瘍、炎症、血管病変などの評価に用いられる
- ガドリニウムが周囲の水素原子の緩和時間(主にT1)に影響し、T1強調像で高信号化(明るく見える)することで造影効果を示す
| 分類(例) | 一般名(例) | ポイント(例) |
|---|---|---|
| ガドリニウム造影剤 | ガドテリドール、ガドテル酸、ガドブトロール、ガドキセト酸 など | 適応(中枢/全身/肝特異性など)や用量、施設採用で選択 |
- 過敏反応(アナフィラキシー等):投与直後〜遅発性まで
- 腎機能低下でのリスク:重度腎障害では NSF(腎性全身性線維症) のリスクが問題になることがある
- ガドリニウムの体内残留:脳などへの沈着が報告されており、必要性を見極めた使用が重要(臨床的意義は評価が続いている)
- 血管外漏出:疼痛、腫脹
- 事前確認:過去の造影反応、喘息/アレルギー歴、腎機能(eGFR)、妊娠/授乳の状況(該当時は方針確認)
- 投与中〜直後:発疹、呼吸苦、血圧低下、悪心嘔吐など(急変対応)
- 投与後:遅発性皮疹(数時間〜数日)、注射部位の疼痛/腫脹
- 「MRIで病変を見えやすくする薬です。まれにアレルギー反応が起こることがあるので、息苦しさや発疹などが出たらすぐ教えてください」
- 「腎臓の状態によっては使えない/慎重に使うことがあるので、事前に採血で確認します」