エダラボン

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

2.1 重篤な腎機能障害のある患者([9.2.1 参照]、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者に使用する場合[8.3.2 参照][8.3.3 参照]
4. 効能・効果 • 脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善 • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)における機能障害の進行抑制

5. 効能・効果に関連する注意

〈筋萎縮性側索硬化症(ALS)〉
5.1 臨床試験に組み入れられた患者のALS重症度分類、呼吸機能等の背景及び試験ごとの結果を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.3 参照][17.1.4 参照][17.1.5 参照]
5.2 ALS重症度分類4度以上の患者及び努力性肺活量が理論正常値の70%未満に低下している患者における本剤の投与経験は少なく、有効性及び安全性は確立していない。これらの患者に本剤を投与することについては、リスクとベネフィットを考慮して慎重に判断すること。

6. 用法・用量

  • 〈エダラボン点滴静注30mg「NP」〉
    • 脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善
      • 通常、成人に1回1管(エダラボンとして30mg)を適当量の生理食塩液等で用時希釈し、30分かけて1日朝夕2回の点滴静注を行う。
        発症後24時間以内に投与を開始し、投与期間は14日以内とする。
    • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)における機能障害の進行抑制
      • 通常、成人に1回2管(エダラボンとして60mg)を適当量の生理食塩液等で用時希釈し、60分かけて1日1回点滴静注を行う。
        通常、本剤投与期と休薬期を組み合わせた28日間を1クールとし、これを繰り返す。第1クールは14日間連日投与する投与期の後14日間休薬し、第2クール以降は14日間のうち10日間投与する投与期の後14日間休薬する。
  • 〈エダラボン点滴静注液30mgバッグ「NP」〉
    • 脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善
      • 通常、成人に1回1袋(エダラボンとして30mg)を、30分かけて1日朝夕2回の点滴静注を行う。
        発症後24時間以内に投与を開始し、投与期間は14日以内とする。
    • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)における機能障害の進行抑制
      • 通常、成人に1回2袋(エダラボンとして60mg)を、60分かけて1日1回点滴静注を行う。
        通常、本剤投与期と休薬期を組み合わせた28日間を1クールとし、これを繰り返す。第1クールは14日間連日投与する投与期の後14日間休薬し、第2クール以降は14日間のうち10日間投与する投与期の後14日間休薬する。

8. 重要な基本的注意

〈効能共通〉
8.1 本剤の投与は、本剤に関する十分な知識及び適応疾患の治療経験を持つ医師との連携のもとで行うこと。
8.3.2 筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者では、病勢進展に伴う筋萎縮により血清クレアチニン値の低下を認める可能性があるため、一時点の血清クレアチニン値を基準値と比較するのではなく、血清クレアチニン値の推移を確認し、悪化傾向の有無を確認すること。また、BUN値は体内水分量等により変動するため、一時点のBUN値を基準値と比較するのではなく、BUN値の推移を確認し、悪化傾向の有無を確認すること。[2.1 参照]
8.3.3 筋萎縮のある患者では、投与開始前及び投与中定期的に、血清クレアチニン値・BUN値の測定に加えて、血清シスタチンCによる推定糸球体ろ過量の算出や、蓄尿によるクレアチニンクリアランスの算出等、筋肉量による影響を受けにくい腎機能評価を実施すること。[2.1 参照]