ニュースに学ぶアンチ・ドーピング

【1/8 表紙】
ニュースに学ぶ
アンチ・ドーピング
喘息治療薬で
ドーピング違反?
知らなかったでは
済まされないことがあります

【2/8 ニュース概要】
何が起きたの?
ある水泳選手から
禁止物質が検出
アンチ・ドーピング規程違反として
処分が行われました。
報道によると、
選手はアンチ・ドーピングについて
相談も行っていたとされています。
意図的ではないドーピング。
防ぐには
どうしたら良いのでしょうか?

【3/8 ここが重要】
実は喘息治療薬が
関係することも
喘息治療のために使われる
β₂刺激薬(ベータ2作用薬)には、
アンチ・ドーピング規程で
制限や禁止がある薬があります。
喘息治療が目的であっても、
自由に使えるわけではありません。

【4/8 ポイント①】
β₂刺激薬は
剤形で扱いが違う
吸入薬
→ 条件付きで使用可能なものがある
飲み薬(内服)
→ 禁止
貼り薬
→ 禁止
同じ成分群でも
剤形で規定は全く異なります。

【5/8 ポイント②】
吸入薬なら
何でもOK?
違います。
吸入薬でも
・使用できる成分
・上限量
・条件
があります。
上限を超えると
ドーピング禁止対象です。
β₂刺激薬は
ドーピング禁止物質ですが、
一部の吸入β₂刺激薬は
例外として
・サルブタモール
・ホルモテロール
・サルメテロール
・ビランテロール
の4成分が
規定上限内であれば
使用が認められています。

【6/8 ポイント③】
配合剤にも注意
例えば吸入薬には
吸入ステロイド(ICS)
+
β₂刺激薬(LABA)
が一緒になった
配合剤があります。
商品名だけで判断せず
成分名をきちんと確認することが
大切です。

【7/8 どうする?】
選手はどう確認する?
競技者は
✓ 薬を使う前に確認する
✓ 最新のアンチ・ドーピング知識を持つ
医師・薬剤師へ相談する
✓ 最新の禁止表を確認する
✓ Global DRO等を活用する
✓ お薬手帳などに記録する
✓ ドーピングコントロールでは
処方薬も申告する
「いつも使っている薬だから大丈夫」
とは限りません。

【8/8 まとめ】
今日のポイント
✓ β₂刺激薬は剤形で扱いが違う
✓ 吸入薬でもルールがある
✓ 配合剤は成分確認が必要
✓ 医療者と競技者の両方が確認する
✓ ドーピングコントロールでは
処方薬も申告する
ニュースを
「他人事」で終わらせず
正しい知識につなげましょう
保存して
競技者への服薬指導に
お役立てください。

ニュースで報じられた競技者のドーピング違反。報道によると、選手はアンチ・ドーピングについて相談も行っていたとされています。今回の事例から改めて考えたいのが、喘息治療薬とアンチ・ドーピングの関係です。喘息治療で使用されるβ₂刺激薬は、アンチ・ドーピング規程では禁止物質に分類されています。ただし、一部の吸入β₂刺激薬は例外として認められており、・サルブタモール ・ホルモテロール ・サルメテロール ・ビランテロールの4成分は、規定上限内で使用することができます。一方で、内服薬や貼付薬は認められていません。また、配合剤では商品名だけでは判断できないこともあります。薬剤師はもちろん、競技者自身も✔ 学ぶ ✔ 調べる ✔ 記録する ✔ 説明できるようにすることが大切です。「知らなかった」では済まされない。だからこそ、医療者と競技者が一緒に確認する文化を育てていきたいですね。※本投稿は一般的な情報です。実際の競技では最新の禁止表・競技団体の指示を確認してください。保存して後で見返せるようにしておきましょう。
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