看護薬理学
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看護薬理学 2026
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抗コリン薬/頻尿改善
抗コリン薬/頻尿改善
2026/6/22
12:43
2026/6/22
12:45
抗コリン薬/頻尿改善(過活動膀胱:OAB)
膀胱の
ムスカリン受容体(主にM3)
を遮断 →
排尿筋(膀胱平滑筋)の収縮を抑える
→
尿意切迫感・頻尿・切迫性尿失禁
を改善する。
※ 「蓄尿症状(貯留期)」の薬。
残尿が多い人では尿閉リスク
に注意。
📋
どんな時に使う?(適応イメージ)
過活動膀胱(OAB)
:尿意切迫感+(頻尿/夜間頻尿/切迫性尿失禁)
BPHの蓄尿症状が主体
のときに、α1遮断薬などと
併用
されることがある
まずは行動療法(膀胱訓練・骨盤底筋訓練・生活指導)+必要に応じ薬物療法
🧠
作用機序(超要点)
排尿筋のM3受容体を遮断 → 収縮↓
結果:
膀胱の過剰な収縮が減る
→ 尿意切迫感・頻尿・尿失禁の改善
一方で:排尿筋収縮も弱くなるため、
残尿↑/尿閉
を起こし得る
💊
代表薬(例)
ソリフェナシン
(ベシケア®)
トルテロジン
(デトルシトール®)
イミダフェナシン
(ウリトス®)
フェソテロジン
(トビエース®)
オキシブチニン
(ポラキス® など)※副作用が出やすいことも
⚠️
禁忌・要注意(ここが国家試験・臨床で重要)
尿閉
、高度の排尿障害(残尿が多い) → 悪化リスク
閉塞隅角緑内障
(眼圧上昇)
高齢者
:せん妄・認知機能低下、転倒のリスク増
前立腺肥大症
がある場合:尿閉を誘発しやすい(特に男性)
🩺
副作用(覚え方:抗コリン=“乾く・止まる”)
口渇
便秘
霧視
(散瞳・調節障害)
排尿困難/尿閉
(残尿増加のサイン)
頻脈
(高齢者)
せん妄
、眠気、転倒
🧩
β₃作動薬との使い分け(頻尿改善のもう一つの柱)
β₃作動薬
(ミラベグロン等):膀胱を弛緩させて蓄尿能↑(口渇・便秘が少なめなことが多い)
抗コリン薬:効果は期待できるが
副作用(口渇・便秘・尿閉)
が問題になりやすい
実臨床では
併用
されることもある(副作用・残尿を見ながら)
🧑⚕️
看護師向け:観察・指導ポイント
症状評価
:尿意切迫、排尿回数、夜間頻尿、尿失禁(排尿日誌が有用)
尿閉の兆候
:残尿感、尿勢低下、下腹部膨満、尿量低下(悪化時は受診)
便秘対策
:水分・食物繊維、下剤調整(便秘で症状悪化)
口渇対策
:うがい・保湿(糖分摂取増に注意)
緑内障の既往
、
前立腺肥大症
、
高齢者の転倒リスク
を事前に確認