MDMA

MDMA

3,4-methylenedioxymethamphetamine(エクスタシー)

🌿 主な乱用経路

💊 経口(錠剤・カプセル)
👅 経口(粉末・結晶)
🎉 クラブ・パーティーでの使用(高体温環境)

🧠 作用の特徴(薬理作用)

MDMA
セロトニンの大量放出(ドパミン・ノルアドレナリンも増加)
セロトニン神経の一過性の果レ出し
  • 多幸感・共感・親密感の増強
  • 覚醒・興奮
  • 交感神経興奮(頻脈・血圧上昇・高体温)
  • 使用後のセロトニン枯渇による抑うつ

⚠ 注意点

急性

  • 高体温(悪性高熱様)
  • 低Na血症(過剰な飲水・抗利尿)
  • 横紋筋融解
  • 致死的不整脈・高血圧
  • セロトニン症候群

慢性

  • セロトニン神経の障害(抑うつ・不安)
  • 記憶・認知機能の低下
  • 睡眠障害
  • 反復使用による気分障害の悪化

🔁 依存性

身体依存 ★★☆☆☆
  • 身体的離脱症状は比較的軽度
  • 使用後のだるさ・抑うつ・集中力低下がみられる
精神依存 ★★★☆☆
  • 多幸感・共感体験を求めて反復使用しやすい
  • 覚醒剤・オピオイドほど強い依存ではないがクラブ现場で常用化しやすい

🚨 急性リスク

★★★★☆
  • 高体温・低Na血症・横紋筋融解など生命に関わる急性毒性がある
  • 高体温環境(クラブ・ダンス)でリスクが増大
  • 純度不明な錐剤・他成分混入(合成カタノン等)による中毒リスク

💡 Take Home Message

MDMAはセロトニンの大量放出により多幸感をもたらす一方、高体温・低Na血症・横紋筋融解など生命に関わる急性毒性を起こし得る。クラブなど高体温環境でリスクが高まり、他成分混入の危険もある。

📚 主な参考文献

  • European Union Drugs Agency (EUDA、旧EMCDDA). MDMA / Ecstasy 関連資料.
  • The Lancet review(MDMA / Ecstasy).
  • National Institute on Drug Abuse (NIDA). MDMA Research Report. 最新版.
  • United Nations Office on Drugs and Crime (UNODC). World Drug Report. 最新版.

星評価の根拠

  • 身体依存:★★☆☆☆身体的離脱症状は比較的軽度だが、使用後のだるさ・抑うつ・集中力低下がみられ、身体依存は軽度~中等度と評価される。
  • 精神依存:★★★☆☆覚醒剤やオピオイドほど強い依存ではないが、多幸感・共感体験を求めて反復使用しやすく、精神依存は中等度と評価される。
  • 急性リスク:★★★★☆高体温・低Na血症・横紋筋融解など生命を脅かす急性毒性のエビデンスがあり、高体温環境や他成分混入でリスクが増大するため、高い急性リスクと評価できる。