08|「NILM」って何?

08|「NILM」って何?

この回は、**「NILM=細胞診で上皮内病変や悪性を認めないという判定。ただし、あらゆる異常がないことやHPV陰性を意味するわけではない」**を中心にするとよい。

Scene 1|結果に「NILM」?

画面:
検診結果に「NILM」
これって、どういう意味?
検診結果票をシンプルに描き、「NILM」だけをコーラルで強調する。
ナレーション:
「子宮頸がん検診の細胞診結果に書かれていることがある『NILM』。これは、どんな意味なのでしょうか?」

Scene 2|NILMとは?

画面中央:
NILM
Negative for Intraepithelial
Lesion or Malignancy
上皮内病変や悪性を認めない
小さく、
細胞診の判定です
ナレーション:
「NILMは、Negative for Intraepithelial Lesion or Malignancyの略で、細胞診で上皮内病変や悪性を認めない、という判定です。」
一般向け動画なら英語をすべて読み上げなくてもよい。
読み方は、
ニルム
としてよい。

Scene 3|何を見て「NILM」と判断する?

07の内容を回収する。
画面:
子宮頸部から採取した
細胞を観察
上皮内病変や悪性を示す
細胞所見を認めない
NILM
顕微鏡と正常な扁平上皮細胞を模式的に描く。
ナレーション:
「細胞診では、子宮頸部から採取した細胞を顕微鏡で観察します。その中に上皮内病変や悪性を示す細胞所見を認めない場合、NILMと判定されます。」
「正常な細胞しかない」とは言わない方がよい。NILMには炎症や反応性変化などが記載されることもあるためだ。

Scene 4|NILMなら、HPVも陰性?

ここがこの回でかなり重要になる。
画面いっぱいに、
NILM ≠ HPV陰性
その下に、
NILM
→ 細胞診の結果
HPV陰性/陽性
→ HPV検査の結果
ナレーション:
「NILMは細胞診の判定です。HPVが検出されるかどうかを示した結果ではありません。そのため、NILMとHPV陰性は同じ意味ではありません。」
06で説明した、
細胞診=細胞の変化
HPV検査=高リスクHPV
がここで効いてくる。

Scene 5|Take Home

画面はシンプルにする。
NILM
上皮内病変や悪性を認めない
― 細胞診の判定 ―
その下に小さく、
NILM ≠ HPV陰性
そして次回へ。
では、「ASC-US」って何?
次回|はっきり「異常」とも言い切れない?
ナレーション:
「NILMは、細胞診で上皮内病変や悪性を認めないという判定です。HPV検査の陰性・陽性とは、別の結果として考えます。」

「NILM=正常」とだけ説明しない方がよい

一般向けには「NILM=異常なし」と言いたくなるが、少し粗い。
Bethesda SystemのNILMは文字どおり、negative for intraepithelial lesion or malignancyであり、感染・炎症や反応性変化などが存在していてもNILMに分類され得る。
したがって動画では、
NILM=すべて正常
NILM=上皮内病変や悪性を認めない