39|「使用後に起きた」=「原因」?― 医薬品の安全性評価の考え方

No.タイトル案伝える中心
39「使用後に起きた」=「医薬品が原因」?時間的関連と因果関係は別
40「死亡例が報告された」とは、どういう意味?死亡報告=死亡原因が確定、ではない
41「副作用疑い報告」って、全部その医薬品が原因?「疑い報告」の意味
42「報告件数が多い」=「危険」?報告件数だけでは発生率やリスクを判断できない
43「○件報告」と「○%に起きる」は同じ?件数と発生頻度・発生率の違い
44「因果関係が否定できない」=「原因と証明された」?安全性評価で使われる言葉の意味
45「添付文書に書いてある」=必ず起きる?記載されたリスクと個人に起こる確率は別
46薬の安全性情報は、発売後も変わる?市販後も情報収集・評価が続く
47新しい副作用は、どうやって見つかる?症例報告→集積→評価→必要な安全対策
48「安全性情報が更新された」=薬が危険になった?新情報によって注意事項が更新される意味
49SNSで見た医薬品情報、何を確認する?出典・分母・比較対象・因果関係・情報更新日
50「リスクがある」=使わない方がいい?医薬品はベネフィットとリスクの両方から評価する

39|「使用後に起きた」=「原因」?

― 医薬品の安全性情報の見方

Scene 1

字幕
薬を使ったあとに
症状が出た
=薬が原因?
ナレーション
「薬やワクチンを使ったあとに、何か症状が出たとします。それだけで、その薬が原因だと言えるのでしょうか?」

Scene 2

字幕
「あとに起きた」ことと
「そのせいで起きた」ことは
同じではありません
ナレーション
「薬を使ったあとに症状が出たことと、その薬が原因で症状が出たことは、同じではありません。」

Scene 3

字幕
原因がまだ分からなくても
安全のために
情報を集めます
ナレーション
「薬が原因かどうか、まだ分からない段階でも、安全のために情報を集めることがあります。『報告された』ことが、そのまま『薬が原因だと分かった』という意味ではありません。」

Scene 4

字幕
いつ起きた?
ほかの原因は?
くわしく確認します
ナレーション
「症状がいつ起きたのか、もともとの病気やほかの薬など、別の原因が考えられないかを確認します。」

Scene 5

字幕
1つの情報だけでなく
いろいろな情報を
合わせて考えます
ナレーション
「同じような症状の報告や、これまでの研究、薬の働きなど、いろいろな情報を合わせて、薬との関係を調べていきます。」

Scene 6

字幕
「使ったあとに起きた」
だけでは
原因とは決められません
ナレーション
「薬を使ったあとに症状が出た、というだけでは、その薬が原因とは決められません。安全性は、いろいろな情報を確認しながら評価されています。」